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中原中也 作『蝉』
夏が来ました。
いつの間にやら蝉がわんわんと鳴いておりますね。
考えてみると、夏というのは不思議な季節だなと思います。
草木が濃く茂り、青空に入道雲が出ている様は非常に生命力を感じる夏の定番風景ですが、その一方で夏には儚い印象を抱くことも多いのです。
若くしてこの世を去った中原中也本人もまた、この『蝉』という詩や夏のイメージにぴったりと当てはまるような気がします。
短い命をパッと輝かせる蝉や蛍。
華やかだけど一瞬で散ってゆく花火。
こんなにも正反対の表情を持つ夏って、なんだか面白いなあと思います。
「ひと夏の恋」や「旅先での出会い」なんかも、フィクションでよく見受けられる夏の定番の題材ですよね。
暑い暑い夏ですが、夏ならではの景色や空気をしっかりと味わいたいです。
皆様も熱中症などには充分気を付けて、素敵な夏になりますように。
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