《CSCS講座(22)》栄養学の基礎③(水分摂取)

今回は「水分摂取」についてです。

水分は運動継続時に必要不可欠なものであるにも関わらず、「のどが渇いたら適量を飲む」程度の認識に留まっている人が多いです。

改めて基本をまとめておきましょう。

<水分>

体内における水分の割合は、体重の45~70%です。

体温調整、栄養運搬、老廃物の除去、水分バランスの維持(血圧維持)などに使用され、水なしでは数日間しか生存できません。

「水分補給」
・体重の2~3%の減少は要注意
・脱水症状は、深部体温の上昇、血漿量の減少、心拍数の増加、主観的運動強度の増加を招く
・体はある程度、暑熱ストレスに順応できる(シーズン開始時、経験不足選手は要注意)
・1日の摂取目安量は、2.7L~3.7L
→妊娠中や体の大きい人ほど、体表からの発汗が大きいので多めに摂取する

体重の2~3%の減少は、要注意です。

一日の摂取目安量はおよそ3L程度なので、食事と併用して500ml~1Lの水分は意識的に摂る必要があります。

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