《CSCS講座(35)》ランニング指導のポイント
今回は「ランニング指導時のポイント」についてです。
ランニングは多くのスポーツにとって基本の動きとなりますが、きちんと学ぶ(指導される)機会はそう多くありません。
主要なポイントを紹介していこうと思います。
<ランニングスピードの原理>
ランニングというのは、両足が地面から離れる空中局面がある動きで『ストライド長×ストライド頻度』によって構成されます。
「基礎テクニックのガイドライン」
・立脚局面(接地)=伸張性制動期+短縮性推進期
・遊脚局面(空中)=リカバリー(後方へ蹴りだしの収束と前方への振出し)+接地準備
・トレーニングの目的=地面への適切な力の伝達、および最適なストライド長と率の獲得
→接地時間の短縮:爆発的筋力
→力積の向上:SSC力の発達
*意識的にストライドを広げる、という誤ったコーチングはNG
立脚(接地)局面における地面の押し方(力の伝え方)、遊脚(空中)局面における足の戻し方が適切になると、ストライドの長さと率が向上します。
速い選手と遅い選手の違いは、以下の通りです。
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