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233/365 2014年『PK』 言葉と事実の接触面は汚れているんだよ。 ラージクマール・ヒラニ監督

『きっと、うまくいく』の監督、主演が再タッグを組み、未だに世界的な社会問題になっている"宗教"に関して鋭いメスを入れていく、笑いあり涙ありのコメディ映画。

宗教に関して鋭いメスを入れていくと言ったものの宗教だけでなく常識と言われてる人間が生み出した物事に対して"確かにそうだよな"と思わせてくれる切り口で、別に切りたくて切るというより、宇宙から来た全くモラルやルールを無視した無知の存在から見たインドの宗教差別をコメディタッチに描き、楽しみながら学べるいい映画だった。

内面なんてキリスト教のマーケティング用語だし、日常生活において言葉によっていかに騙されているのか、事実を指す言葉なんてこの世に存在しないなと思わせてくれた。

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