67/365 『容疑者、ホアキン・フェニックス』 折れそうな心なんて折った方がいい。 ケイシー・アフレック監督
昨年の映画『ジョーカー』で2020アカデミー賞主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックスの2008年末の突如俳優引退を宣言し、ラッパーに転向したが当時の壮絶な生活やドキュメンタリー映画。
何かでうまくいってる人は絶対下積み時代があったわけで、本作では俳優という表に立つ人が、色々なところで叩かれ、人に笑われ、俳優業を辞めラッパーになったが誰もCDを使ってくれない現状で心も折れそうになる。
そういう心が折れそうな事ってどんな職業において、社会に出て間もない20代前半にはよくある事だと思う。あえて言うなら折れそうな心なら折った方がいいって事。
その方が自分自身の究極な無力感を感じ、自分は何も出来ないんだと凡人なんだと初めて知れる。
それに、好きだとか
やりたい事だと思っていた事が
ただのくだらない幻想でしかなかった事に気づけるから。
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