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76/365 『レッドツリー:ホロコースト生存者の記憶』 他人事を自分事に。 マリーナ・ウィラー監督

父がチェコで受けたユダヤ人迫害を娘が映画化した作品。

本人が建築家で娘がデザイナーということもあり描写が綺麗。

父が受けた迫害はナチにパスポートを取られたが、ヨーロッパから追い出されブラジルに行く事になるがビザが通らなかったり、チェコ在中の時に家の窓から見る景色が赤い森だったりと異様な光景を見せつけられたと。

この世の人間が色盲なら人種差別は起こらず、ホロコーストも起こらなかったのか。と孫が父に質問していたシーンは印象的だった。

日本人は特に関係ないと思いがちなのか社会問題には見向きもせず、自分達に被害がありそうなコロナだとかですぐに騒ぐ。

逆に自分事だと思えば動けるのだから、受け身じゃなく、とことん自分事にしていけばいい。

そのために社会問題に目を向ける事、政治に目を向ける事、他人を応援する事が重要なんじゃないかなと思う。

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