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72/365 『愛と青春の旅だち』 やりたい事なんて幻想だ。 テイラー・ハックフォード監督

まず邦題がダサい。タイトルって重要だなと。

本作はラブストーリーなんかじゃないのに、タイトルが愛と青春とか入ってるとそういう観点でしか見れなくなる。

だから映画を選ぶ上で重要なのは監督だったり出演者だったり時代背景や撮影当時の時代を汲み取る事が重要なんだと思う。

本作では格差社会から抜け出す事がテーマなのかなと思う。

格差社会のせいで親とか上司の影響で自分のやりたい事だと思っている事までもが誰かに操られてしまっている。

それを認められないのは自分自身が自分の生きてきた過程を否定する事になるから。

だから結局お金があればやりたい事が出来るとかを鵜呑みにし格差社会から抜け出せず、行く末はお金のない奴隷かお金のある奴隷かなだけだ。

奴隷でいる事、組織の一員でいる事が居心地いいと思ってしまうほど不感症人間が量産されすぎている。

だからこそ本作は僕ら凡人のための映画でもあった。

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