65/365 『シェイム』 人と違うことが恥ずかしいわけない。 違いを受け入れられない方が俺は恥ずかしいよ。 スティーヴ・マックイーン監督

今作は仕事中だろうが抜け出しマスをかき、家にいても常にポルノ動画ばかり流したり、毎晩女の子を買ってはヤッてを繰り返す性依存症の男性と、恋愛依存症の情緒不安定な自殺癖のその男性の妹との物語。

『それでも夜は明ける』でもお馴染みのスティーヴ・マックイーン監督、今作では2人の心の闇を描くのが上手く、言語だけでなくその心の闇に直結するのは主に2人の関係や背景からなるもので性依存、恋愛依存、同性愛の魂胆等を知り多様性の幅が広がったのを感じる。

今作の2人においては主に環境の影響大きく性依存症や恋愛依存になってしまったわけだけど"多様性"が無ければその人達を傷つけてしまう事になりかねない。別に悪い事をしてるわけじゃないのに悪者呼ばわりされる、アパルトヘイトと同じで肌が黒いだけで殺されたりした時代があったように、人は歴史から学び、多くの人が"多様性"を持てば世界平和に近づくのにと思う。