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318/365 2016年『新感染 ファイナル・エクスプレス』 極限状態下で生きるやつと死ぬやつの違いを見極める。 ヨン・サンホ監督

凶暴性と俊敏さ、耐久性もある対処が面倒臭い系ゾンビ映画。

「赤の他人」や「自分とは関係がないもの」に対する人の愚かさを感じずにはいられない作品だった。

グロ描写は少ないものの、痛々しいほどの骨の歪み、咬み傷など韓国映画っぽさが出ていて良かった。

ゾンビ映画を観て最近思うのは、ゾンビ化させるバイオテロ的な実験って今の世界のテクノロジーなら出来ていても可笑しくないんじゃないかと思う。

コロナも一気に世界全体に広まってるわけだし、そう考えると怖いなあと思ったり。本作は強そうな奴は本当に強いし、弱そうな奴は弱そうなりに頑張る。しぶとそうな奴は最期の最期までしぶといし、いかにも死にそうな奴は死ぬ。

己の体力・知力そしてモラルが高くなければ

まず確実に感染者の餌食になってしまうという社会のシステムを催した構図にも捉えられる映画だった。

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