![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41015826/rectangle_large_type_2_c3698bd930d79cc867661992a6e7b534.png?width=1200)
355/365 1950年『羅生門』 人間の業の美しさと汚さに触れ、自分を知る。 黒澤明監督
芥川龍之介の「藪の中」を原作にした、黒澤明監督の傑作映画の一つで人間の業が上手く描かれた作品。
時は平安時代の末期、羅生門で雨宿りしていた男たちの会話で物語が進行していく。
黒澤明監督と言えば、カメラアングルが独特で、カメラに向かって役者さんが話すので、あたかも観ている僕達に対して話しているような感覚になるところが面白いところ。
そして、本作では人間の業が美しくも描かれたり、逆に汚いところも鮮明に描かれている。カメラに向かって話す役者に人間の業の肯定という、観る側の僕たちが篩にかけられるような自己分析に繋がる映画だった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?