184/365 1956年『夜と霧』 直接でなくとも先人達に相当なGIVEを受けてるのだと痛感した。 アラン・レネ監督
本作は同名のビクトール・フランクルの世界的名著「夜と霧」とは内容は違うが、30分にわたりアウシュヴィッツのユダヤ人強制収容所でユダヤ人を虐殺した事実を告発したドキュメンタリータッチに描かれた短編記録映画。
当時の強制収容所と現在の強制収容所の写しナレーションだけで話が展開していくが、日本での初公開当時、生首の描写やブルドーザーが死体の山をかき集める場面など余儀なくカットされるほど、一つ一つの描写がリアルで目を背けたくなるがこれがリアルなんだと思うと、いかに今生きてる時代がありがたいことなのか、どれだけ先人達にGIVEされてきたかが苦しくなるくらいにわかる。
生まれた時点で一生分のGIVEされてんだから"GIVE GIVE GIVE"くらいでも足りないなと感じた。
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