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316/365 2018年『ブラック・クランズマン』 映画業界は基本反トランプ。 日本人はトランプ支持者が多いが、日本人も有色人種だから差別対象である事は忘れてはいけない。 スパイク・リー監督

舞台は1970年代半ば、アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署で、黒人初の刑事が新聞広告に掲載されていた過激な白人至上主義団体KKKのメンバー募集に電話をかけ、黒人(ジョン・デヴィッド・ワシントン)とユダヤ人(アダム・ドライバー)二人で一人の人物を演じることで型破りな潜入捜査を描いた作品。

こうなった背景には人種隔離法が撤廃されてもなお根強く残る人種差別の中で、黒人や移民(ユダヤ人等)が警察官や消防士などの危険な職業に就く事で自身の価値とアメリカ国民としての地位を周囲に認めさせていった事がある。

「アメリカ・ファースト」や「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」というトランプ大統領が掲げているテーマもKKKの最高幹部デービッド・デュークが発端だと言われている。

70年代の映画かもしれないけど、出来事は現在進行形であってこの類の歴史から汲み取る事で"現状"と"未来"の把握する事も出来る。

基本的に映画業界は反トランプだから、そういう前提を知っておくのも重要だと思った。

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