パニック障害Ⅱこれまでと違う

１０日間ほど身体の不調が続いた後、予定より早めの生理が来た。
始まると同時に更に身体がだるくなり、重い生理痛が続いて貧血もひどくなり、立ち上がることも出来なくなった。
吐き気に襲われ、食欲も無くなり、眠ることも出来なくなって、身体が疲弊していった。
PMSだったのかな？
でもいつもと違う。
生理も重過ぎる。
ここまで生理がつらいことあったかな？
これまでとはなんか違うんだけど。

生理が終わるにつれて少しずつ症状は落ち着いていったけれど、疲れやすい身体は続いてる。
少し歩いただけで息切れはするし、重い物を持ち運びする力も継続出来ない。
朝まで平気で遊んでいられたのに体力の消耗が激しくて疲労感も取れない。
気分が不安定になることが増えて、些細な感情に涙が止まらなくなる。
ネガティブな思考に支配されて何もかもに自信が無くなってく。
自分が嫌いになる。
嫌になる。

パニック発作でこんな感じになっていたっけ？
似ているけどなんか違う。
色んなものが混ざってる気がする。
症状が、病気が、重なってる感じがする。
絶対おかしい。

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これまで幾度となくパニック発作が出て、思い出すのも嫌になる程の回数を重ねて来たけれど、幾年月継続して繰り返されて来た訳では無く、私の発作には周期の様なものがあった。
一度始まると１日に何度も頻発し出し、途端に人が変わったかの様になり、日常生活が一変する。
これまで出来ていた事が出来なくなって、行けていた所に行けなくなって、何もかもが怖くなり、当然仕事もまともにやれなくなる。
そんな状態が１年ないし２〜３年続く。
かと思えば、ある時から発作が出なくなり、３〜４年ごく自然に過ごせる時期もあった。
その間は完全に発作の事を忘れてしまっているから、完治したという意識よりもただ記憶から消えているという状態。
そしてまた何かのタイミングで再発して発作の苦しみを思い出すというサイクルだった。
発症した時も再発する時も、私自身にはこれといった理由も原因も見当たらない事が多く、いつも突然で予測出来るものではなかった。
多くの人がそうである様に、日々の疲れやストレスは知らぬうちに抱えているものだし、年齢と共に衰える部分も当然ある。
自分だけ特別な何かがあるとは思えなかった。
また、その要因について深く考えることも調べることもせず、自分が病気になった事は、ただの運命なんだと簡単に済ませていた様な思考もあった。
何度繰り返しても、何かに頼ること無く、乗り越えて来られたと思っていた。

けれど、この頃の症状は明らかにこれまでとは違い、自分の力ではどうすることも出来ないほど、苦悩と困難と恐怖にぶつかった。

自分の身体に何が起こっているのか。
どこが、何に、悲鳴を上げているのか。
見当もつかなかった。