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心に渦巻く黒いもの

お腹に黒い感情がたまっている。
お腹と言っても腸のあたり。
ぐるぐるとうごめいている。
すずめの戸締りに出てくるみみずのようなものや、
黒いペンでぐちゃぐちゃに書いた渦巻みたいなものがある。

カウンセリングを受け持つことになったMさん。
ずっと既読スルーで返事がない。
変わりたいって気持ちがすごく強くて、
尊敬する人みたいに働きたいと強く言っていた。

マイナスから抜けるのに短くても4,5か月はかかるけど大丈夫か聞いたら、
大丈夫と返ってきていた。
読書するか聞いたら本を紹介してほしいと言っていた。

何がMさんに合うか考えながら選書して4冊おすすめした。
紹介する冊数が少し多かったのかもしれないけれど、
既読スルー。
ああ、考えて本を選んだのに感謝の一言もないんだ。

その後、
「調子いかがですか?15日過ぎたのでカウンセリング代金の振込お願いします」
というメッセージも送った。
これも既読スルー。
何て言ったらいいか考えて、あえて普通に振る舞うことを選んだけど、
期待させといて連絡をよこさないのってどうなの?と……

でも私もそんなことが多かった。
周りが気を遣ってくれているのに逆切れしたり、
相手に依存したり、
相手の好意を受け取れなくて断ってからやっぱり……
みたいなことが多かった。

だから今それが返ってきてるんだ。

とはいえ、悲しい気持ちは消えないし、怒りがこみあげてくる。
なんで?どういうこと?変わりたいんじゃないの?
ならチャンスを掴み取りなよ。
たしかに私もサポートしきれるか不安なところはある。
けど、それでもこっちは覚悟を決めた。
「やるか。真剣に向き合おう」
そう思った矢先だった。悔しいなあ。

これから私は相手に対してより真摯に向き合おうと思った。
必要であれば本音を言い、深い関係を育てていきたい。

自戒を込めた言葉になるけど、
相手が自分のことを思って考えてくれたことに対して、
時間を取ってくれたことに対して、
好意を無下に扱うのはどうなんだと思う。
マジで自分にも言い聞かせたい。

変わりたい気持ちは強いのに、身体は抵抗を起こす。
この気持ちもめっちゃわかる。
回避に回避を重ねて自分の殻に閉じこもり、出てこられなくなる。
外側に手を差し伸べてくれる人がいても、
それに気づかず(気づかないフリをして)、
チャンスを掴めない。

私はこれまで苦しい思いをしたとき、必ず一人は手を差し伸べてくれる人がいた。
勇気を持って手を掴んだら、新しい幸せな世界へと連れて行ってくれた。

この世には勇気が出なくて諦めちゃう人が大勢いるように思う。
"自分"として生きたいという気持ちは誰にだってある。
その気持ちに気づけてるかどうかで運命が変わっていくんじゃないだろうか。

今回のことで私もいろんなことを考えた。

でもこれも、繰り返すが私がこれまで不義理を働いてきた証拠でもあるだろう。

やっぱり"鏡"なんだな。
こういう自分が嫌いになるな。

ああ、モヤモヤする。

そういえば、2か月前にカウンセリング終わった人からも2万円の振り込みがされていない。
また連絡しますね、と言っていたのに、一切連絡がない。
めっちゃありがとうございます!すごく元気になりました!自分変われました!って言っていたのに。
たしかにカウンセリングが終了した頃に、ドタバタしてしまうことが重なっているかもしれない。
けれど、振り込みもそんな時間かからんやろ、と。
こういう体験も、私の過去から来ているんだろうな。

一昨日、不思議なことがあった。
母親のお腹にいるときの記憶が出てきたのである。
記憶なのかイメージなのかはわからないが、鮮明だ。

母のお腹の外からJazzが聞こえてきて、明るい部屋が母の目の前に広がっているイメージをしてたことも思い出した。
さらに、生まれてから祖父母、母親などに抱っこされているときの相手の顔も浮かんできた。
当時、写真を撮られているのにも気づいていて、実家での景色も覚えている。

数ヶ月前から時々起こる現象。
1歳くらいのときにテーブルにつかまりながら歩いていて、父親の方をずっと見ている映像が出てきたり、
覚えてないだろうことが映像として出てくる。

3,4歳の頃、『ジャングル大帝』が好きで、一人で何回も何回もビデオテープで見ていたのも覚えている。

断片的ではあるが、過去の記憶がよみがえってきてる。

何かの意味があるんだろうな。

なんだかこういう現象が起きると、この世に生を受けた日から大きな愛に包まれていたんだなあ、と思う。

母から聞いた話。
子ども一人目は流産したそう。
だから、私は二人目ってことになる。
つまり、もしかしたら私はこの世にいなかったのかもしれない。
「今この場にいるのも奇跡なんだ」
そう思うと生きてるだけでいいや、と思える。

ちょっと母親の愛情が歪んでいたというか不器用だったから、
結果的に苦しい思いもしたけど、
全ては愛だったんだなあ。
そうか。愛してるからこそ批判したくなったのかもしれない。
今のままが好きだから、変わるな!ってことだったんだと思う。
私の人生に物申したい気持ちでもあったんだろう。

批判され続けてきた私からすると、ふざけんな!って思いもある。
まだ感じ切ってない感情もあるだろう。
強行突破もできるけど、丁寧に向き合っていきたいし、
幼い頃の記憶がよみがえってきてからでもいいや。

少し緩んだ感覚がした。

本日もありがとうございました!

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