見出し画像

「ちょうどいい」本

久々に良書と出会った。アンドレイ・クルコフ『ペンギンの憂鬱』。

ショーペンハウアー全集が遅々として進まなくて、気分転換にって思って読んだんだけどめっちゃ面白かった。

TwitterのFFさんのおすすめだったんだけど、ほんと外さないよなあ、あの人。

なんかねー、小説読もうと思ってもタイトルとあらすじでだいたい想像できちゃうものばかりで、なかなか読む気になれなかったんだけど、これはよかった。といってもやっぱり「期待に応えてくれた」って範囲内ではあるんだけど。こういう雰囲気でこういう風に話が進んで……って。

最近本屋さん行ってないから、新しい出会いがねえ。とはいえ、昨日、図書館で7冊借りてきたんだけど。新潮クレスト・ブックスの本だけ。

『ペンギンの憂鬱』読んで思ったんだけど、人には「ちょうどいい本」っていうのがあるのかなって。うまくいえないけど、期待を裏切られず、安心して楽しめる本っていうのかな。僕にとっては『ペンギンの憂鬱』がそれだった。ショーペンハウアーを「楽しむ」には早すぎた。なにをもって「楽しむ」かって話にもなってくるけど、スラスラとは読めなかったから。

それでいうと新潮クレスト・ブックスの本は、僕にとって「ちょうどいい本」なのかもしれない。まだ1冊しか読んでないけど、タイトルとあらすじを読む限りそんな感じがする。そういう勘というか目利きというか、そういうのには自信がある。

なんか久々に読書熱が燃えてる。今日は余韻に浸ろうと思ってたけど、読みたい。

さて、残り6冊。なにを読もうかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?