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イケボに憧れて

「声が幼い」と言われたことがある。

まあ、確かに声は高い。甲高いわけじゃないけど、低くはない。

しかし「幼い」ってどういうことだってばよ。もう反抗期だって終わって、「オフクロ、マジサンキューな」って感じだってのに。

前職で電話対応してたら隣の事務のお姉さんに「かわいい」って言われるし……。カッコいいなら嬉しいけど、かわいいってなんかなあ……。まあ、死ねよりはいいけどさ。

とはいえ最近はカッコいいも諦めてるというか、なんだろね、「素敵」って言われたい。素敵な人間になりたい。一角の人間になりたい。


ようやくうつ落ちもコントロールできるようになって、闇を統べる力を手に入れた。(暗黒微笑)

メンヘラ界の王になりたい。そして世界中を闇の帳で覆い尽くし、全世界大鬱時代を築き、その玉座に座るのが――


私だッ!!!!

なに言ってるかわかんないでしょ?うん、自分でもわかんないもん。

なんていうかね、僕はマイノリティー側の人間だからなかなか他人からの共感が得づらい。かといってマジョリティーに寄せるのは疲れる。でも日想だってエッセイだって小説だって読んでもらいたい。

エッセイとか小説とか、共感を得る書き方はわかってる。でもそれは本心じゃないから書いててつまらないし、そんなことやってたら書くのが嫌いになるからやりたくない。

一応、新人賞の傾向とか研究したこともあるし、わかってるんだよ。わかってるけど、そういう作品は僕からしたら面白くないんだよ。

「ここで主人公とこの子が恋人同士になれば盛り上がるな」とかいろいろあるんだけど、書きたくない。それを書いて賞に送るくらいなら、いまのまま日の当たらない場所で好きなように書いていたい。だってそれは僕じゃなくても書ける話だから。


……と、最近では開き直って好き放題書いてる。いろいろと実験をしながら。

そんな感じです。はい。

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