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My favorite 100 #22 Kis-My-Ft2 【Congratulations on your 10th Anniversary!】

はじめまして、こんにちは、なぁこと申します。
2021年は「継続していく」ことを目標に掲げ、毎週ただただすきなものを紹介していくという連載を年始からはじめました。もはや毎週でもなく、書き方すら変わってきているけど気にしない。すきなもの多すぎて毎度テーマとっ散らかってんな~と思いつつ、つづけるのが大事!というスタンスでやってます。
ランキングではなく、リストから気分でピックアップしてテーマを決めております。
このnoteを偶然見つけ、読んでくださった方のなかに、おなじものがすき!って方がいたらうれしいな〜!という気持ちで更新中です。


#22 Kis-My-Ft2

8月10日デビュー10周年&10th Anniversaryアルバム「Best of Kis-My-Ft2」の発売おめでとうございます。

いわゆるジャニオタというステータスを装備して10年ほど経ちますが、そのきっかけは彼らだった。いや、冷静に考えて10年って長いな。
それまでジャニーズという世界にあまり興味がなかったので、どうしてとつぜんそんなことになったのか、そして10年もゆるゆると追いかけることになるなんて、今となってもよくわからないけれど、人生の妙ってやつかなあ。まさかこんなに長いつきあいになるとはね。
キスマイは、事務所のなかでもかなり不思議な立ち位置のアイドルだと思っている。正直ぜんぜん王道じゃない。むしろ脇道上等なひとたち。まっすぐ進んだかと思えば、あれ?そっち行くの?それすっごい遠回りだけど大丈夫?って感じるようなときもあったし、めちゃくちゃエモいじゃん!ってときもあれば、おい、モチベ生きてる?ってときもあり、事務所のごたごたに完全に巻き込まれて存在が揺らいだり、取り戻したりと、なんとも人間らしい、うねりある旅をつづけてきたグループだった。
デビュー曲『Everybody Go』で「この時代のチャンピオン さぁ掴めNO.1」
って歌っているけれど、未だにチャンピオンには至っていないというか、つねに挑戦者的立ち位置にいて、ファイティングポーズとっている。そんなイメージ。まあそんなところがすきなんだけどね。
これ書くと怒られるかもしんないけど、ジャニーズにおける世代の新しいグループ…たとえばおなじく10周年でも世代的に若いSexy ZoneやSixTONES、Jr.のグループだったりが「世界」へ視点をあわせて、音楽や活動のやり方等から、発言、思考にいたるまで、このすべてが変わっていく新時代の風に、個性のパワーを最大出力にして軽やかに乗っていこうとするような、そういう空気はキスマイにはあまりない。個々の考え方はいろいろあると思うけれど、グループとして明確にそういうところを目指してはいない。なんか昭和感あるんですよ笑 ちょっとね、言ってしまえばダサさも残っているというか。でもね、そうやってがむしゃらに走っていた結果、今、キスマイ、ちょっと力が抜けていいかんじの大人になったなって気がしているんですよね。あんなにギラついてちゃらついていたのにさ。ネガティブな意味で落ち着いたわけではなく、年齢も経てふっと余裕ができたのだけれど、それでもいつでもファイティングポーズとれるし、そういう気概も忘れていない。かといって時代の変化に無関心ってわけでもなく、進化だって挑戦だってしつづけている。
そういうところは、毎年発売するアルバムに見てとることができたし、この2年はオンライン配信だったにせよ、毎年観てきたライブもここ数年は相当レベルアップしたなと感じることができていた。
わたしは個人的に、10代を最盛期としたむかしと比べて、長くアイドルとして前線に立てる時間ができている昨今、30歳を超えてアイドルをつづけるには、本来の主戦場である音楽における進化や展望が重要なファクターのひとつだと考えている。年齢や活動年数を経たからといって自然にそうなれるかと言ったらそうではなく、やはり意識があるか否かで大きく変わると思う。
SixTONESのように一年目から、や、むしろデビュー前からガンガンそういう方向性に舵を切っているやばいグループもあるけれど、これまでの日本におけるアイドル像として、という話をするとしたら、若いときには音楽性度外視で(とはいえジャニーズの音楽は若かろうが何だろうが全体的にかなり完成度が高い)弾けるパワーを武器に応援歌やラブソングを歌っているだけで魅力的かもしれない。でもやはり長くつづけるとしたら、そういったテンプレートなアイドル像から脱却する瞬間が必要だ。まあそういうの求めてないですってひともいるかもしれないけれど、すくなくともわたしは求めている。だから、キスマイからそういう姿勢がほの見える瞬間があると「やっぱすき~~~」ってなっちゃう。ちょろい。もちろんわたしたちの人生を前進させてくれるパワーソングだって必要なので、バランスのとり方ですかね。重ねてきた月日や経験あるからこそ歌える人生賛歌というものもあると思うので。
キスマイは、所属レコード会社であるAVEXとの相性が良くて、そこに関しては信頼を置いている。アルバム曲やシングルのカップリングなんて、タイアップの事情が絡むシングル曲よりも自由度高くて、かなり攻めているのあるからね!え!この人に作ってもらったのか!とか。
最近だと上白石萌音さんとメンバーの玉森くんのドラマ『オーマイ・ボス 恋は別冊で』の主題歌だった『Luv Bias』のカップリングとして収録された『NAKED』は、作詞(sic)boy 作曲(sic)boy、KMという布陣だったのしびれた。
そういえば、ここまで書いていてなんなんだけど、わたし、今Jr.担なんですけど、Jr.担になった当初、先輩の曲を歌うことの多い彼らが、キスマイの曲をわりとチョイスしていることや、各グループで取り合いみたいになっていた曲があるを知って、音楽的なキスマイの強みを再確認することもできたことも付け加えておきたい。やっぱりキスマイの醸す空気の渦中にずっといると見えないこともあるので、客観的にも知ることができたのはけっこううれしかった。

時代は流れていくし、彼らの人生もそれぞれあって、永遠を求めることはけしてできないし、きっとこれからなにもかも変わっていくけれど、キスマイには肩の力抜きながら、だけどやっぱりまだナイフ研いでたん?みたいなギラギラな強さもすこし持っていてほしい。たとえ30歳を過ぎたって夢を見たっていいし前線に行くっていうバチバチさがあったっていいし、自由に楽しんで生きていってほしいなと思います。
ファンクラブの10周年記念品、缶入りトランプうれしかったよ!カードケースだと思っていたから、おうち時間の楽しみになれば…ってメッセージとともに送られてきた歴史を感じる絵柄のトランプ、本当に染みた。

そして最後に、わたしの大好きな藤ヶ谷くん。これからも自由に軽やかに、楽しんで前に進んでね。最近ちょっと元気ないのかな?とか悩んでるのかな?って感じることもあってちょっと心配しているところもあるんだけど、ほんと、笑っていてくれたらうれしい。うん、笑ってね。




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