SUWAKO∞Peaksトライアスロン

トライアスロンだけでなく、登山、トレイルランニング、マラソンと、いろいろやっていると、トライアスロンは年に一回くらいの参加になってしまう。その貴重な一回をどこにするかはいつも悩むが、悩んでいるといつの間にか選択肢が少なくなってしまうので、早めに決めたほうがいいんだよなぁ、と思いつつ、今年はこのレースになりました。
実は、珍しく10月にもレースを入れているので、今年はもう一回出られる特別な年である。

今回のレースから、思い切ってスタンスを変えようと決めて臨んだ。それは、「順位を意識しない、苦しまない」ということである。
競技者としてはあるまじき決意ではあるが、20年もやっていると人と競うことは飽きたというか、あまり意味がないなと思ってしまった、ということと、限界ぎりぎりのパフォーマンスを発揮しようとすると細かいことが気になるし、直前の体調管理とかも非常にナーバスになるので、エンジョイスポーツとしてやるにはあまりプラスではない、と思ったからである。

結果としては、自転車に乗り始めると後輪に違和感があり、どうやらパンクではないが空気圧が下がっていた模様で、20キロ地点まではそのまま、頑張っても30㎞/hくらいしか出ない状態で進み、抜かれまくり、そこで空気を入れて抜き返して、ぼちぼちでバイクを終え、ランは4:30~45くらいでのんびり走り、と楽しく終えた、といったものになった。スタンスを変えようと決意していたため、空気圧が低いことに気づいても、特段焦ることはなく、今できることをしよう、と思うことができた。
同じフラットな道を帰りは半分つぶれかけていたが35km/hくらい出ていたので、やはり空気圧の影響は大きい。
リザルトは以下
S8T2024_result.pdf (suwako8peaks.jp)

レース詳細に移ろう。
スイムは2~3列目くらいでスタート。右呼吸のがスピードは出るが、左呼吸の方がまっすぐ進めるので、どちらの呼吸にするか迷いながら進んだ。雨の影響で距離が短縮となったため、950mで終わったが、左呼吸で泳ぐにはこのくらいの距離でよかった。16:12(30)

バイクは先ほど書いた通り、スタートから空気圧がおかしかった。コーナーで後輪が滑る感じがあり、パンクかとは思ったが決定的な感じがなかったのでそのまま進んだが、後ろから抜いていった人に、「パンクしてるよ」と言われて、やっぱり、と思って一度止まって確かめてみるとかなりべこべこ。CO2ボンベで空気を入れようとしたがうまくいかず、ボンベが空に。仕方ないからどこか入れられるところがないかを探しながら、さいあくこのまま66km走るしかないなと思いながら、上り区間へ。そこで空気を入れることができ、同じ自転車とは思えないほど走りが軽くなる。雨のおかげで脱水や熱中症の感覚もなく、標高1000mくらいの少し寒いくらいのスカイラインを走る。トップの菊池選手とすれ違うがやはり速い。2位の榊原選手とはかなり離れていて、これは勝負あったなと思いながら、バイクを進める。エアロポジションの練習をしていないから、平坦はほかの選手より遅いが、上りになると格段に速い。そうこうしているうちに下り区間へ。あと20kmくらいらしい。下りはなかなかスリリングだったから、段差の前ではきちんと減速し、安全の上にも安全を期して進む。この時まで空気圧が低かったらと思うとぞっとする。バイクの途中で補給した補給職のうち、一つ開けるのを失敗して取れなかったのが、結果として最後に響き、ラストの平坦区間で足が重くなり前についていけなくなる。それでも行きよりは速かったので、空気圧の影響でのタイムロス、体力ロスは相当なものだったのだろう。
2:13:28(125)、スプリット2:29:40(95)

トランジットで靴下をはき、ランへ。バイクで靴下を履いていなかったせいで、両足の薬指から出血していた。次回からはスイムアップで履くことにしたい。

ランも安全運転で。4:30を目安に走ろうと思ったが、攣る感覚があったので、少し抑え目で。雨がやんで蒸し暑くなったので、エイドごとに水をかぶる。そうすると靴に水が浸透し、出血していたところが染みる。
エイド食も食べたいと思ったが、さすがにこの距離で食べる気もなく、コーラを飲んだせいで若干受け付けない感じもあったので、エイドごとのコーラとスポーツドリンクだけで走る。諏訪湖は四角形みたいに分けて合って、一辺が4km。これを目安に1辺ずつ走っていくイメージをもって走る。追い込んでいないせいか、けっこうすぐに距離が過ぎていく。16kmと言われていたから、それを目安に走っていたが、途中から距離表示がちょっと変な感じになって、これ17kmじゃんと思ったが、そのころにはもう、知っている場所に入っていたのであまり気にせず走った。左もも裏が3回ほど攣ったが、止まることなくやり過ごし、最後の1㎞だけスピードアップして、女子1位と2位の間でフィニッシュ。振返ってみれば、ランはもう少し追い込んでもよかったかもしれないが、このおかげでレース後のダメージはほとんどなく過ごすことができたから、レース後1週間まで含めて考えると最適解だったのかもしれない。
1:20:06(77)
トータル 3:49:46(74 男子73)年代別20位

レース後、止まっていた宿に戻って身体を洗い、自宅まで3時間で到着。

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