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2021年ヘビロテアルバム備忘録

毎年選んでいる個人的ベストアルバムまとめです!
テキスト部分は全くレビューとしての機能を果たしていない私の雑記です。
基準:私がめちゃくちゃ聞いた
趣味ベストなので、今年も邦楽オンリーになりました。
去年はこちら

ALI『LOVE,MUSIC AND DANCE』

2021/1/27発売。
このアルバムには入ってないけど、呪術廻戦のEDで話題になったバンド。
客演として多数のラッパーが参加した豪華なアルバムで、2021年はとにかく年始からこればかり聞いていた。(客演:梅田サイファー、DOS MONOS、なみちえ等)
が、5月にメンバーが逮捕されて脱退し、サブスク配信ストップ&CD流通ストップ。慌ててこのアルバムと呪術EDのシングルを買ったのを覚えている(現在はサブスク配信は再開している)。
正直最近はCDを現物で買うことも少なくなってしまったので、「やべCD流通止まる!」を理由として購入した結果犯罪者の音源ばかりフィジカルで手に入れることになってしまっている。悲しい。

↑このアルバムには入っていない呪術廻戦のED曲。

Kabanagu『泳ぐ真似』

2021/4/12発売。
このnoteは発売日順に書いているので特にランキング的な意図はないのですが、あえて3枚とか選ぶなら今年ベスト3には確実に入ってくるアルバム。てか上半期で括るなら一番聞いたと思う。KabanaguのWikipediaがまだ存在しないことが信じられないよ。
好きな音楽ジャンルを聞かれたらロック・バンド音楽と答える私ですが、ここ2年ほどは以前より積極的にライブハウスに行けなくなった影響もあるのか電子音楽・打ち込みを聞く時間が増えました。『泳ぐ真似』は音が柔らかく心地よく、作業中もずっと聞いていた……。

Kroi『LENS』

2021/6/23発売。
Kroi、今年EP2枚とフルアルバム1枚出してる。驚異的な製作ペースじゃない?そしてその全てがかっこいい…。
しっかり踊れるんだけど、“ながら”で聞いても邪魔にならないから作業中にもたくさん聞かせていただいた。ジャンルでいうと何になるのか判断に悩むようなミクスチャー・ミュージック。ループで聞いても飽きないのがいいね。

マハラージャン『僕のスピな☆ムン太郎』

2021/7/21発売。
サブスクで配信しているEP2枚を1枚のフルアルバムとしてリリース。私がマハラージャンを知ったのは「星野源のオールナイトニッポン」のコーナーに彼が投稿していたジングル。
曲がキャッチーなのはもちろんのこと、歌詞の言語感覚がすごすぎる。「セーラ☆ムン太郎」「僕のスピな人」←もうタイトルの時点で勝ち確って感じだ。

月ノ美兎『月の兎はヴァーチュアルの夢をみる』

2021/8/11発売。
ヴァーチャルYouTuber(ヴァーチャルアイドル)・月ノ美兎の1stアルバム。音楽オタク、特に邦楽に偏ってる私のような人はお願いだから騙されたと思って一度聞いてほしい。何と言っても強烈な製作陣。いとうせいこう is the poet、大槻ケンヂ、長谷川白紙、堀込泰行……。こんなことある?
そして曲に負けない“委員長”(キャラクターに則した彼女の愛称)の声の素晴らしさ!最新のサウンドの中にどことなく昭和のアイドルっぽい歌い回しを感じたりして、まさに今年“刺さった”1枚でした。

ビッケブランカ『FATE』

2021/9/1発売。
先行シングル「ポニーテイル」は単曲としても今年最も聴いた曲のうちのひとつ。
1枚のアルバムの中にEDMからバラードまで詰まって聞き応えたっぷり。サウンドメイクの幅広さに圧倒されます。
今年は初めて生で彼を見られたんですが、ライブが良すぎて「全曲覚えてノれるようになりてえ……」と思った。来年もライブ見られるといいなあ。

Base Ball Bear『DIARY KEY』

2021/10/27発売。
ベボベは本当に、ちょっと他のアーティストと比べるのが難しいくらい好きなので毎年この手のまとめからは外そうかなと思うのですが、結局「良いもんは良いから!」という気持ちで入れてしまう。
フィメールラッパー・valkneeを招いた「生活PRISM feat. valknee」は忖度なしの必聴曲です。ベボベのラッパーフィーチャリング曲はハズレがねえんだ。
「プールサイダー」はプール+サイダーではなく「POOL SIDER」=”水際の見学者”だそう。こういうセンスがずっと好きなんですよね。

PEOPLE 1『PEOPLE』

2021/11/24発売。
すみません!サブスクで曲を聞いているだけなので彼ら(?)のことを何も知りません!知らないんだけど、あまりにも全曲よかったからいろんな人に勧めた。そしていろんな人がハマってくれた。
得体が知れなすぎて調べたら、「「中毒性がある」「エモい」と形容される振り幅のある楽曲と、「レトロ」「おしゃれ」と形容される個性的なアートワークで、インターネットを中心にリスナーを増やしている。」という何一つとして具体性のない、要約すると何も言っていない説明文が出てきた。つまり何?
つまり何かはわからないんですが、かっこいいです。

WrutS『ワンス・アポン・ア・リバイバル』

2021/12/1発売。
全く知らなかったんですが、TikTokで超バズっていたらしいです。結局いつの時代も若者のアンテナが最強。我々は新しいものを馬鹿にしてはならないのです……中高生にひれ伏そう!
事務所はUKプロジェクト。UKPってマジでずっと信用できますね。事務所推し。
「リトルダンサー feat.Ito(PEOPLE 1)」はTOYOTAのCMソング。SuchmosやSIRUPも車のCMに使われてたし、車のCMソングを追いかけておけば次に流行るアーティストが掴めるのかもしれない……?

パスピエ『ニュイ』

2021/12/8発売。
毎年11月とか12月に名盤続出するのってなんなんでしょうね。
電子音とバンドの生音のバランスがたまらなく、今年の私が聴きたいものにぴったり合致した、という感じ。YouTubeのコメント欄を見ていたら「フジファブリックっぽい」「相対性理論っぽい」「ボカロっぽい」とか様々な「っぽさ」を感じられているみたいだけど、聞く人それぞれがこれまで聞いてきた曲とどこかリンクする懐かしさ+オリジナリティを確立している独自性こそが「パスピエっぽさ」なのではないかと思います。


以上10枚でした!
結局残念ながらコロナ禍のまままた一年過ぎ、聴く音楽も影響を受けて少し変わってきた自覚があります。フィーチャリング曲で好きな曲が多かったかも。無意識にコラボとか、繋がりを求める感覚があるのかな。

でもやっぱり、ライブにも行きたーい!
(去年と同じ締めくくり)

読んでくれてありがとうね