【自分歴史】社会人編③

直営店から指定管理施設へ。今までとは全く違う形態での勤務になりました。オーナーは「行政」と「会社」という構造があることで、大人とはなんて大変なんだ!!と痛感した経験があります。知っていてよかった経験でもあります。


直営店を2店舗異動し、まさかの指定管理立ち上げ。

上司になる人も、今まで一回もあったことのない方で、不安も大きかったし「今までみたいにレッスンとか接客とかできないんだ」という焦燥感もある程度ありました。異動そのものは慣れてきましたが、形態の違いはさすがにプレッシャーです。


場所はプール施設。2階建て構造で、2階には小さなジムエリアと会議室として活用できるスペースがあり、一日の来館数は50名~60名ほど。めちゃくちゃ赤字店舗です。


与えられた場所、仕事。それを受け入れるだけで働いていた感覚が異動前にありましたが、この指定管理施設への異動でその考え方が一新します。
これは一緒に立ち上げのために異動となった、今まで一度も会ったことも話したこともない、当時の上司の影響がありました。
※今では色んなことを相談できるほどになりました!


その当時のプールでは、開館時間が10:00からなのに、プールの営業は13:00からでした。理由は「プールのスタッフが清掃に間に合わないから」という理由です。施設の構造上、天窓から日光がサンサンと降り注ぎ、プール床に藻が発生し、それをスタッフが水着になってプールに入り、モップでとっているということでした。でも、施設名には○○プールとあるので、メインをはっているのは「プール」なんです。


今なら「そんなアホな!」と思い、プール最優先でお客さんに喜んでもらうために、営業時間を早めましょう。と結論が早く出ますが、当時は「そうか、じゃあプールは午後からなのか」となぜか与えられたものだけで納得していました。ここでお気づきかもしれませんが、私は見事に会社に支配された状態だったのです。不都合は特にありませんでしたが、与えられたものをそのまま受け入れて、それを変だとかおかしいとか思わない。支配されていた、ととるか、完全に甘えていたか。

これって、今思い返せば怖いです。
あのままの感覚で仕事を続けていたら、フィットネスクラブの支配人になったり、noteに投稿しようと思ったり、色んな環境に自分から出てみようと考えたり、海外を見てみたい!なんて絶対に思わなかった自信があります。(どんな自信)

そしてこのプール開始時間には、当時の上司はやはり変だと感じ取り、「営業時間を変更する」ということを準備室に着任早々即断します。藻の問題は?と思ってました。なので聞きました。

「藻の清掃、早朝出勤などでシフト調整しますか?」と。

すると、

「いや、あんなバカバカしい清掃はいらない。水質管理はああいうことではない」と言われ、そこから上司は各業者に怒涛の連絡を行い、水質管理に使用していた塩素の変更、ろ過機のチェック、配管の状態、水の流れなどを一気にチェックし、適所に変更していきました。

これが経験値なのか!と思いながらも、それを間近で知れることの重要さを今になって思い返します。無知が既知になることで、自分の知識レベルがアップします。(ドラクエの効果音が聞こえる)

どんどん変わる。それってそうなんだ!とか、それってそんな風にしていいんだ!!という衝撃がありました。


最初は本当に気分がのらず、なにをしたらいいかわからない状態での異動だったので、毎日がただ過ぎていく感じでしたが、ここで「与えられたものを何も疑わずに受け入れることは危険」という経験を得たことで、変化に対してきちんと理由があって(論理的に説明ができる)、良くなるという効果的な仮説がきちんとできあがったのであれば、実行できるんだな、というとてもよい経験を得ました。


わたし自身、考え方に変化しだした時期です。


次回、まだまだ指定管理での衝撃は続きます。


ではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?