読書記録✍︎

［ ボクたちはみんな大人になれなかった ］
著者　燃え殻さん
出版社　新潮社さん

🌼美味しいもの、美しいもの、面白いものに
　出会った時、これを知ったら絶対喜ぶな
　という人が近くにいることを、
　ボクは幸せと呼びたい。

今この瞬間に生きている私たちの

今この瞬間が、
　　　未来を輝かせるためのツールであり

今この瞬間が、
　　　いつかは思い出になり、過去になる。

『時間の経過』と『時間の支配』に
侵食された私たちは
ＳＮＳという仮想世界と共に生きている。
が、
このＳＮＳというものがとてもとても厄介で
正直私はあまり得意なほうではない。
ＳＮＳ世界で生きる時間が長ければ長いほど
現実世界は仮想世界に奪われる。
指一本で、思想も人間関係も生活も
何もかも全てが変わってしまうＳＮＳ。
小説では
『Facebookで偶然見つけた
１７年前の元カノに友達申請を送る』
という、
リスクを伴うアクションを起こしている。
結局ＳＮＳがきっかけで出会った
『現実世界』の人間も、
ＳＮＳをやめない限り結局切ることができず…
美化された思い出
（美化という錯覚を起こしている）が
徐々に
過去の自分と今の自分をオーバーラップする。

とんでもない時代に爆誕したなぁ、私も♪
だって、
このInstagramもTwitterも
時には恐ろしくなるＳＮＳですから…
途中で何書いているのかわからなりました。
でも、それだけ魅力的な作品だってことです。
ところで、燃え殻さんの小説は
どこがリアルなのだろう…もしかして全て？
…今作はほぼ私小説だそう。

↑Instagramに投稿したものをほぼコピペ