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RENOSYのGrowth Designチーム新卒1年目のチャレンジ

2021年4月新卒入社の陳儒林(チン ジュリン)です。現在はプロダクトデザイン部Growth Designチームに所属しています。日々の業務としては、RENOSYのサービスサイトのUI・UX改善、及びキャンペーンの企画・ディレクションを担当しています。
今回は、新卒の1年目をどのように過ごしたかを紹介したいと思います。この記事を読めば、Growth Designチームはどんな仕事をしているか、仕事でのチャレンジがわかると思います。

入社までの経歴

中国で育ち、2017年に来日、京都で大学に通い、2021年にGA technologiesに入社しました。
専攻は食品工学で、大学院では果物の品質検査センサーの研究をしていました。ひとりで手を動かしながら長い時間をかけて実験をするより、人とコミュニケーションを取りながら課題を解決するほうが好きなので、マーケティング部署を志望しました。
デザインやウェブ関連の知識はほぼゼロだったので、まさかデザインチームに配属されるとは思わず、最初はとても不安でしたが、今はメンターと周りからのサポートをいただきながら、独走できるようになるために日々頑張っています。

Growth Designチームの仕事とは?

Growth Designチームの役割は、データ分析を元にUI・UXの改善を図り、最終的にプロダクトの成長を目指すことです。現在担当している業務は、概ね2つに分かれています。
①サービスサイト(ランディングページ*1・RENOSYマガジン*2など)のUI・UX改善業務
②キャンペーンの企画・ディレクション

*1(ランディングページ:検索結果や広告などを経由して訪問者が最初にアクセスするページのことです。RENOSYのランディングページ:https://special.renosy.com/asset20_dis/ ) 
*2(RENOSYマガジン:RENOSYマガジンは不動産投資、住まいにまつわるトピックを紹介するオウンドメディアです。https://www.renosy.com/magazine

1.サービスサイトのUI・UX改善業務

RENOSY関連サイトに訪れる際に、ユーザーにRENOSYのサービス内容がよりよく伝わるよう、改善業務に当たって、①→②→③→④→①のようなPDCAを回しております。

①プロモーションチーム(広告運用担当チーム)と連携しながら、既存の課題を分析する(例:ユーザーはどのコンテンツで離脱する割合が多いのか)
②課題を元に、改善案を企画する(なぜユーザーが離脱するのか?それの対策になるものはなにか?)
③デザイナー・フロントエンドエンジニアと相談・連携し、企画した案のテストを実施する
④テストの進行中、日々数値を記録し、分析結果の中からに新たな課題を見つける 

例:
①既存の課題を分析:
資産運用に興味がある・RENOSYのサービスを知らないユーザーは、ファーストビュー直下のコンテンツ、「オーナーインタビュー」からの離脱が多かった。流入したユーザーはそもそも不動産投資に興味が少ないのでは?という考察ができた。

②改善案を企画:
資産運用に対して興味はあるが、不動産投資のメリットと必要性をちゃんとユーザーに伝えて、興味を喚起させたい。ユーザーの興味が湧くことで、ページをさらに閲覧する可能性が増え、最終的に資料を請求する可能性も高くなる。

③企画した案の実施:
それらを踏まえて、コンテンツの優先順位を調整。「不動産投資とは」と「不動産投資が必要な理由」のコンテンツを入れ替えることで、なぜ不動産投資をやるべきか、不動産投資のメリットを先に伝えるテストを実施

④テスト結果を分析する:
今回は、残念ながら、検証した改善案による大きな改善インパクトは得られなかった。

細かく見たところ、検証案の資料請求ボタンのクリック率と、LPのスクロール率は改善していた。つまり「不動産投資が必要な理由」を前方へ移動することでLPが読みやすくなり、問い合わせへの意欲もあがったと考えられる。ただ最終的な問い合わせ数はほとんど増えなかったので、引き続き不動産投資のメリットを強調する方向で、次の施策を考えた。

改善業務を回すことで、課題分析力・企画能力・コミュニケーション力はもちろん、Google Analytics・Google Optimize・Webデザインのようなスキルや経験も得ました。自分はユーザーとして、サービスが工夫されていることを意識していませんでした。今は身の回りのサービスを使いながら、サービス提供者の意図を考えたりもします。

2.キャンペーンの企画・ディレクション

より多くの方に資料請求してお客様になってもらうために、プロモーションチームやプロダクトチームと連携しながらキャンペーンも企画しました。キャンペーン内容のプランニングはもちろん、キャンペーン周りの法務確認依頼、キャンペーンをサイトなどのプロダクトへ反映するまでのディレクション作業も担当しました。一つのキャンペーンを立てるために、以下の作業が含まれてます。


①既存課題を解決するために、期待効果と予算を試算しながら、企画を考える
②プロモーション・プロダクトチームと連携しながら、企画案を改善し、キャンペーンの承認をもらう
③作業メンバーの工数を確認しながら、キャンペーンリリースまでのスケジュールを立てる
④キャンペーンの作業開始後、作業進捗の確認とキャンペーン規約の作成・修正を行う
⑤キャンペーンリリース当日、リリース作業の最終確認を行う
⑥キャンペーンを切り戻す準備をしながら・キャンペーン景品の発送作業をする
⑦キャンペーン期間の予算、実績などを集計し、キャンペーンの効果を評価しながら、次のキャンペーンのためのノウハウをためる

このように、キャンペーンの企画力を鍛えながら、作業メンバーが一丸となるためのマネジメント能力もアップできました。また、スケジュールが立っても、予想がつかない事態は時々あります。この際に、先輩方と一緒に対策を考え、課題を解決しにいくことが多いです。先輩方にサポートをもらうことで、自分の不足が認識でき、今後の成長にも繋がりました。また、ひとりでは実現しにくいことをいろんな方と力合わせて実現しに行くのも楽しかったです。

挑戦したこと

2021年9月からGrowth Designチームに配属され、2022年の2月まで既に6ヶ月が経過しました。半年の仕事で、今まで知らなかった知識を身に着け、いろいろな経験を積めたのは大変ありがたく思っています。
最初は大変なこともありました。例えば、RENOSYはプロダクトが多く、扱っているLPやフォームの種類も多いです。それぞれのプロダクトにどんな特徴があるか、どんなユーザーに向けてサービスを展開していくのか、すぐには把握できませんでした。個人的に、特にチャレンジングに感じた点は、2つあります。

①物事をスピーディーにキャッチアップする必要がある
GAに入社後、5ヶ月ほどBootcamp(部署研修)を受けました。Bootcampでは、マーケティング用語の学習、広告運用、営業を一通り経験しましたが、配属後の実務ではさらなる知識が求められました。
チームに配属されてからは、On the Job Trainingの研修が多かったです。専門用語や個人の担当業務がまだ把握できていないうちから、仕事を進めなければならないこともありました。
例えば、サイトの改善に当たって、まずは何が良く、何が悪いかを理解する必要があります。取り組みとしては、競合他社のサイトを比較分析をすることで、良いポイントを参考に取り入れました。そうすることで、自社のサイトで、現状何が足りていないかもわかってくるので、改善の施策立案をできるようになりました。
また、プロジェクトごとに、人に頼るのではなく、独立できるようになるために、自発的に情報を聞き取り、現状を把握するのは一つの挑戦だと思います。

②短時間内で新しいツールを使いこなす必要がある
Growth Designチームでは課題分析・企画力だけでなく、Google Analytics・Google Optimizeなどのツール使用、HTML/CSSの基礎知識も求められます。インターネット上で関連知識を検索や勉強できるものの、実際の操作になるとやはり参考にできないところが多かったです。目の前の課題をクリアするために、先輩方の作業履歴を参考に、Google検索も活用しながら、課題を解決する方法を調べました。このように、慣れていないツールの使用方法はすぐには人に頼らず、まずは自分で調べることが大事だと感じています。

終わりに

新卒でベンチャーに入社する人には、目標を達成するための意欲と努力が常に求められています。その分、課題を見つけて、改善施策を回していくことで、最終的に課題を解決する達成感を味わえると思います。またRENOSYを成長させるに伴い、個人の業務範囲もさらに広がるのではないかと思います。

もちろん、新卒の力は有限で、ミスや確認漏れが発生していたことも何回かありました。その際に、先輩方にきちんとフォローしてもらい、無事に施策のリリースができました。業務にはまだ慣れていませんが、慣れていく余地を先輩方に与えられたのはすごくありがたいことだと思います。
人とコミュニケーションを取りながら、協力してより良いサービスを作りたいのであれば、Growth Designチームでいろいろな体験ができるのではないかと思います。これからも楽しく働きながら、自分の成長を期待しています。

ここまで読んでくれた方は、GA Technologiesという会社に興味が湧きましたでしょうか?デザインチームだけでなく、ほかのポジションも積極的に採用しています。自分に更にチャレンジしたい方やはぜひ見てみてください。

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