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不平等を、幸福で塗り替える。

子どもの頃、人間は平等だと教わった。

みんな一緒、みんな平等、みんな同じ。

今の学校教育がどうなのかは知らないが、少なくとも私の子ども時代はこういった教育がされていたように思う。

そして私はそれを全く疑わない子どもだった。



大人になってようやく気がつく。

みんな同じだなんてあり得ないし、平等でもない。

それどころか、社会は、人生は、不平等だらけだ。



その事実にしばし立ち尽くした後、私は気を取り直すことにした。

自分の人生に訪れた不平等は自分自身で回収していくしかなく、恵まれた部分については感謝して受け入れ、伸ばせる所は伸ばしていくしかない。

結局の所、解決の糸口は自分自身の内面にあったのだと思う。

平等・不平等で悩むということは、紛れもなく他者との比較の中に生きているということだ。

裕福な家庭に生まれた人、仕事がうまくいっている人、容姿も頭脳も運動神経も手に入れている人、SNSで○万人以上のフォロワーを誇る人。

比べ始めたらきりがなく、仮に彼/彼女たちと全く同じ努力を私がしたとしても、同じ場所に立てるとは思えない。

だとしたら、今自分の立っているところから、自分が恵まれた部分を活かして、自分の足で歩いて行くしかない。



人は、さっさと幸福になった方がいい。

だって、自分が幸せだったら、人と比べてあれこれ悩むこともなくなるはずだ。

私はこうして文章を書いている時間がとても幸せだけど、その時に「あの人みたいにスタイル良く生まれたかった!不平等!」なんて憤ることはない。

主人と息子とおいしいごはんを食べているときに、「もっとお金持ちの家に生まれたかった!不平等!」と急に愚痴り出すこともない。

ということは私たちは不平等を嘆く前に(嘆いている余裕があったら)その前にやらねばならないことがあるということだ。



不平等を嘆くということは、自分に呪いをかける行為だ。

何か背負ったハンディがあるとしたら、自分をもっと幸福にし、満たされることで浄化していきたい。

私は、自分が特別恵まれているともいないとも思わない。(と言える時点で恵まれているのかもしれないが)

ただ、私は私であろうとし、自分を幸福にしようとする。

その中で、不平等は塗り替えられていくのだろう。

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