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「ずっと」を使えない

今日一日雲ひとつない快晴だったはずなのに、窓の外がピカって光った直後滝のような雨が降ってきました。ついでにめちゃめちゃでかい雷鳴った。どうも、午前3時からお届けしています凜子です。

私は恋愛において「ずっと」だとか「永遠」だとかいう言葉を好んで使いません。
使いません、というよりは使えないと言った方が正しいかもしれない。


「これからもずっと一緒にいようね」

よく耳にするフレーズだと思います。
しかし私はこの言葉をどうも使えない。


じゃあどう言うのって?


「出来る限り一緒にいようね」


って言います。可愛げなくてごめん。

この世に永遠はない。いつか別れる。いつか死ぬ。人生なんて何が起こるかわからない。
他の人に心奪われるかもしれないし、交通事故で亡くなったりするかもしれない。

そうして相手がいなくなった時、

「ずっと、って言ったじゃん」


となるのが私は苦手です。だから言えないのです。


言えないのと同様、言われるのも少し苦手。こと恋愛関係においては特に。


なんの躊躇もなく「ずっと」って伝えられる恋人の心の綺麗さがたまに痛い。
「ずっと」って伝えられても、私は心の中で(ずっと一緒にいることは不可能なのに)ってひねくれてしまう。だから痛い。
とかなんとかそんなことを言いながらも死以外の要因で離れたとしたら(ずっとって言ったじゃん)と思う私もいるのかもしれない。そう思う自分も嫌だ。

故に「ずっと」という言葉が苦手である。


「出来る限り」だなんて、
淡白に思われるかもしれない。
けれど私にとって“出来る限り”を相手に尽くすことこそが愛なんです。
永遠などないことを知っているから、だからこそいつかくるお別れ(死も含め)の時まで精一杯私は努めるのです。そばにいることを。

まるで予防線を貼っているかのような言葉に思われても仕方ない。
だけどやっぱり私は“出来る限り”を尽くして生きていきたい。

「ずっと」って言えない可愛げない私でごめんね。それでも愛してほしい。私の最大限を尽くすから。


凜子

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