もくもく会を考えてみる

私が初めて「もくもく会」という言葉を聞いたのは、5年くらい前だろうか。

社内のエンジニアが、定時後に「もくもく会」を開いていたのをスケジュールで見て、そういうのがあるんだと知った。


ここ数年、私はVoice UIの新規事業に携わるようになり、外に開かれた活動をしてきた。

そこで出会うエンジニアの人たちが、色んなイベントに参加する中に「もくもく会」があったので、私も参加してみた。

オフラインでの「もくもく会」は、もくもくと何かの作業をするのが当然基本ではあるが、そこに集った参加者や主催の人などに、話しかけて軽く質問をしてみたり、顔見知りの人とは「最近どう?」などという世間話も含めて、情報交換が出来、それはそれで気に入っていた。

しかし、このコロナ禍においての「もくもく会」の存在は、私にとってはまた異なる味わいのものになっている。

もちろん、オンラインでの開催になっているということが、物理的に最も異なる点なのだが、要素を整理すると・・・

〇 物理的に離れている状態で

〇 同じ時間を共有し

〇 オンラインでたまたま集った人たちが

〇 それぞれの目的で

〇 何かに立ち向かっている

この5つの要素が、「もくもく会」を刹那的でありつつも、エモーショナルなものに押し上げているように思う。

そして、やろうと思っていたことややりたかったことを少しずつ、家にいながら、気持ちを切り替えて取り組むことができるようになったのは大きい。

私が参加して良かったと思うオンラインのもくもく会を紹介していく。


①真夜中の勉強会

夜22時半~開始されるゆるいもくもく会。

Slack上でコミュニケーションが行われるので、私は少し早めに入って、

今日やることを投げ込んだら、お風呂に入って、

そこからタスクを行うようにしている。

最近はもっぱら読書。読書ならベッドに寝ながら出来るし、最高!

積ン読解消に役立てている。


②ユウメシアト!

夕飯あとの2時間を有効活用できるもくもく会。

こちらはSpatial Chatで行われており、「インプット」「アウトプット」「筋トレ」にゾーニングされており、自己紹介の後は、各自やりたいことに移動してもくもくとタスク消化。

「筋トレ」は、ずっと2時間するわけにはいかないので、時間を決めておいて、時間になったらやりたい人だけ集合し、画面にYouTubeの筋トレ動画を共有し、それを観ながら筋トレに勤しむ。これが気分転換にちょうどいい。


③ざわもく会

不定期だが、たいてい火曜と日曜に行われていることが多いこの「ざわもく会」は、Discordを使用し、もくもくする時間とざわざわする時間を区切っているのが特長。

1時間ほどもくもくしたら、Discordのボイスチャンネルで、顔を出さずに15分ほど、自己紹介ややっているタスクなどについておしゃべり。

人数が多い時は部屋に分かれて、3~4人くらいで話すので、だいたい1人ずつ発言できるような感じがちょうどいい。

そして、またもくもくに戻っていく。これを何度か繰り返す。

休日だと3~4時間あるので、ちょうど登壇資料を作るのに向いているので、利用させていただいている。


ここまで書いて気付いたのだが、気づかないうちに

何かやりたいことがあるから、どこかのもくもく会に参加しよう

ではなく

このもくもく会があるなら、このタスクが向いてるから参加しよう

という思考回路になっているようだ。

最初は、前者だったのだが、いくつかのもくもく会にそれぞれ何回か参加していると、その会の雰囲気や時間帯、尺のボリューム、参加するメンバーのカラーなどで、合うタスクが見えてくる。

タスクは常にあるので、もくもく会に参加することで、確実にフィットしたそのタスクを消化できるのは、非常にありがたいことだ。


他にももくもく会は多数存在するので、これからも色々と参加していこうと思う。

何か企画をアップデートできるようなもくもく会を思いついたら、自分でも開催するかも・・・それも、また楽しみである。


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