リモートワークを快適に!アンケート結果からの考察【第4回(最終回)】
昨日書けたので、勢いづいて最終回(一気に書けよ…)。
最後までお付き合いいただけますと幸いです。
※この記事は、SNS上のお友達にリモートワークについてのアンケートを取らせていただき、
それを肴にオンライン飲み会を女性メンバーで行った際に出た意見もまじえながら、アンケート結果から見えた「リモートワークを快適にする知恵」について考察していく記事である。全4回。
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【第10問】リモートワーク中の社内コミュニケーションで困っていることがあれば教えてください
■ツールを使うことでの問題
・Slackが以前よりも活用されてきたせいか、連絡事項が埋もれてしまう
・TV会議システムの音質が悪い
・Teams動画4つまで制限
・資料等の共有が不便
・ツールを使いこなせていない人がいる
ツールの機能自体に基づく課題がいくつかあがった。
各ツールとも一長一短あるので、それぞれの目的に応じて使い分けるしかない。
ツールを使いこなせないのは、慣れてもらうしかないだろう。
■コミュニケーションの問題
・あれどうなった?的な些細な確認が漏れがち
・ちょっとした確認も度々チャットでやらないといけない面倒さ
・サクッと確認したいのに、相手が忙しいか忙しくないかがわかりづらい
・会社ならすぐ話しかけられるのに、「今電話していいですか?」とはさまないといけないのが面倒
・催促タイミングに気を遣う
・チームの雑談がやりにくい
・雑談が減る、なくなる
・トップが何を考えているか伝わってこない
・レスポンスが遅い人が何人かいる
・反応が悪い人はとにかく悪い
・全体の雰囲気がわかりにくい
・反応が見られない場合に困る
・テキストだと読み手で受け取り方、意味が変わることがある
・業務中の顔が見えないから、その人がどういう心理状態かが分かりづらい
・秘密保持の観点から、家族がいるところで話していいものか戸惑う
・テレビ会議を嫌がる人がいる
・能動的にコミュニケーションしようとしないとできない
・自分に関連しそうな話題が耳に入ってきていないかもしれない不安
・言語化が苦手なメンバーとのコミュニケーション難化
・まだ仕事に慣れていない若手の作業管理が難しい
・作業指示をされてもなかなか理解ができない
コミュニケーションの中でも悩みが深いのは、雑談の問題。
リモートワークでは、雑談が一番やりにくい。
「はい、今から雑談しますよ」という合図をしないと、自然と雑談が始まる感じはしない。それは、これまでのコミュニケーションの積み重ねがあったとて、だ。
第3回で書いたが、我々は朝会があるので、そこに集った時に意図的に最初に雑談をする雰囲気をボスはじめ、メンバーがみんな持っている。この意義は大きい。
■アウトプットの問題
・ツールにダラダラ書いてくれる人とひっそり仕事する人との出力格差
・一回の会議時間が長くなりがち。時間制限ツールが欲しい
・大人数でのテレビ会議で発言しづらい
通勤している以上にアウトプットについては、その人の仕事の仕方がより顕著に出るのがリモートワークといえるだろう。
通勤時と変わりないアウトプットの質と量を保つためには、見えない分だけ努力が必要だと感じている。
人によって努力の方向性は異なるが、基本は下記の三つである。
① タスク内容の可視化
② タスク提出期限を明確化
③ タスクのこまめな進捗報告
この三つを通勤時よりも意識してタスクを進めることが出来れば、上司やチームメンバーを安心させられるし、何より自分自身にウソが付けなくなる。
【第11問】リモートワーク中の社内コミュニケーションがうまくいっていると思う方は、理由(方法など)を教えてください
■コミュニケーション
・「もともとオフィスで顔を合わせるタイミングが少ない、プロジェクトはよく一緒にやっていて、日常的にチャットをこまめにやっている」というメンバーとはリモートになっても特に支障なく仕事できている
・リモートワーク前からTeamsを活用して間もないからかもしれないが、Teams上でも雑談していた
・社長に新しいツールを使ってもらうことで、経営陣のクレームを封じる。
・毎朝の朝礼でZoom越しに顔を会わせている事
・より協力するようになった
・遅刻するやつがあまりいない
・評価基準を含める行動規範がそもそも策定されていて、周知もされている
・もともと淡白だった
・成果を出していて、ワーキングアグリーメントを満たしていれば何でもいいという寛容さ
・とりあえずお客様への提案が多くあるので業務が忙しいこと。コミュニケーションを取らざるを得ない環境が用意されている状態になっている。
・Teams で雑談チームを設置し、雑談&意見交換(普段話せない事も出てくる!)
・Slackの雑談チャネルで雑談
・朝礼するようになったのはいいんじゃないかと思う。一日一度、必ずチームでコミュニケーションをとることでそこに情報が集約されるのもいい。
・もともと社内でもチャットしてくる人も多かったので、あまり変わらない点もある。リモート前提で物事を考えるようになった
・創業以来リモートワークの会社なのですが、だからできるのかすべてのコミュニケーションがオープンになっている。隠れてることがないです
・同じ目的を持ち、コミュニケーションが十分で、メンバーの貢献意欲を高める工夫をしている
素敵だと思ったのは「より協力するようになった」という意見。
普段はきっちりと各々のタスクを推進するが、何か困ったことが起こった時には、お互いに助け合える組織でありたい。
■効率化
・自分の時間が作れる
・話しかけることがないので用があればチャットに残すことで時間に無駄が無くなった
・不要不急のだらだらslackチャンネルと、必要かつ最小限の事務メールと、時間区切ったWeb会議でメリハリ
効率化が行われるのも理想的だ。例えば、同僚や上司が遅くまで残っているから自分も帰りづらい、というのは何とも非効率的である。それがなくなるだけでも、十分時間の効率化は実現できている。
■アウトプット
・チャットでのコミュニケーションとなるので、議事録的な使い方もできるのかな。。
・各メンバーが記入する必要のあるファイルをメールで回覧ではなくTeamsで行っていた(内部的にはSharepoint扱いになって共有モードでファイルが開かれるので更新やマージの手間がなくなる)
・メールやSkype等で会話の履歴が残るので、内容を忘れない
アウトプット面では、チャットツールを使っていると、たいていのことは議事録的にテキストとして残っているので、あとで見返すことができる良さが共感が深い。
私はいつも打ち合わせでは議事録をとるのだが、リモートワークだとより書き留めておこうと意識が高まった。直接空間を共有していない分、その時の話の流れや、話していた時の雰囲気、高揚感、ダレた瞬間、誰かの仕草などが結びつきにくい。
その差し引かれる部分を、テキストで補うべく詳細に残しておくと、ニュアンスを思い出しやすくなる。
以上が今回のリモートワークを快適にするためのアンケートの結果まとめとなる。リモートワークを快適にするためのヒントになることがあると嬉しい。
アンケートに答えてくれた方の性別は下記割合となる。
アンケートにご回答いただきました皆様、ご協力誠にありがとうございました!
<完>
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