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【ワークショップレポ】事業者と直接意見交換!~R60-SETAGAYA- で出会う、自分らしい仕事~

現在、世田谷区で実施中!「シニアの働く」と「地域の事業者」をつなぐ情報プラットホームを作るモデル事業「R60-SETAGAYA-」。
シニアの幅広い就労ニーズと、地域事業者の業務ニーズをつなぎ、新しい地域の仕事や働き方を生み出すために、シニアと地域事業者が直接対話するワークショップを継続的に実施しています。
 ーー R60-SETAGAYA-ならではの仕事とは?
 ーー 自分らしい仕事とは?
今回は、9月末に実施した第3回目の様子をお届けします。
参加してくれたのは、2事業者と14名のシニア(利用登録検討中の方を含む)。「どのような仕事があるか」「どういった条件で募集しているか」といった質問を事業者に直接投げかけるとともに、「自分ができる仕事、したい仕事」「愛着のある地域にどう貢献するか」について、ざっくばらんに意見交換を行いました。

(第1回の様子はこちら)

(第2回の様子はこちら)

セントケア東京株式会社
ーともに考える、未来の働き方ー

セントケア東京

セントケア東京 高際さんから:
都内に40カ所の介護福祉事業を展開、世田谷では三軒茶屋、経堂、等々力、二子玉川でサービスを提供しています。街のケアに力を入れており、在宅ケアが中心なので、「ご自宅」を大切に考えています。R60-SETAGAYA-には、世田谷区という愛着のある街にスポットを当てて地域活性化を謳っていたので、共通点を感じ参加を決めました。今までの実施回にも参加していますが、ワークショップは働く側のニーズを知るとともに、私たちもどういう仕事であれば皆さんに参加いただけるかを考える貴重な機会です。未来に向けて、働き手と企業が一緒になって、どのように働き方を創っていくのかを考えさせていただきたいです。

【グループワークで出てきた利用者の声】
・自分としてこれはできる、できないの見極めがしたいので、インターンシップやトライアルで参加する機会が欲しい。
・身体介護はできないが、洗車や食事ならお手伝いできるのかなと思った。
・短時間の業務ならば、午前はこの事業所、午後は別の事業所…ということも可能かと感じた。
・いろいろな仕事が切り出せそうだと感じたが、どのようなところにニーズがあるかわからないので、ニーズの把握が必要。

NPO法人せたがや子育てネット
ー多様な仲間と、地域の子育てを支えたいー

せたがや子育てネット

せたがや子育てネット 松田さんから:
地域の子育て、地域の営みをサポートする活動から始まったせたがや子育てネット。特に産前産後のケアなど、「世田谷が子どもに優しい街になったら」という思いで活動しています。NPO法人のため、雇用という形での募集は趣旨にそぐわないのではと悩んでいたのですが、子どもにとって最大の環境は保護者であり、保護者はそれぞれ異なる背景や思いを抱えています。そんな保護者をともに支えてくれる、多様な仲間に出会うきっかけになれば、とエントリーしました。この地域で家庭を支えることを喜びと思っていただける方を増やしたいです。特にコロナ禍で里帰りできなかったり、困窮状態に陥っている方がいる中、お金でサービスを買うだけが解決法ではないと考えています。

【グループワークで出てきた利用者の声】
・子育てひろばの消毒作業のような業務であれば、気張らなくても参加できそう。
・デザイン関係の仕事をしているので、イベントのチラシ作成などであれば協力できます。
・サンタクロースをやりたい!(サンタクロースはもちろん、ハロウィーン準備や豆まきの鬼などもあるのでぜひ!と松田さん)
・子どもと接する活動だけでなく、保護者が悩みをひとりで抱え込まないようにするための環境づくりを大切にしていることがわかった。

対話の積み重ねで浮かび上がる「自分らしい働き方」

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グループワークが終了し、利用者からは「自分にとって、働くエリアが大きな要素であることが発見できた。近いところでできることを探していきたい」「募集されている案件だけでなく、自分たちのスキルを生かせる仕事を考えていけたら」といった感想が挙がりました。また、「60歳以上の人が地域で働くことについて、もっと深くディスカッションしたい」という声も。


R60-SETAGAYA-で使用しているウェブプラットフォーム(GBER)を開発している、東京大学先端科学技術研究センター 檜山先生からは、
「みなさんから率直なご意見をいただけて嬉しいです。ワークショップは、事業者の皆さんにはR60-SETAGAYA-が対象としているシニアの皆さんがどのようなお仕事や働き方を求めているかをより把握できるように、シニアの皆さんには課題を抱える地域の事業者に対して『これまでの経験をどのようにいかせるのか』など考えられるように、内容をブラッシュアップしていきたい。引き続き、シニアが地域で自分らしい仕事に出会えるための仕組みづくりを考え、それに合わせたシステムの改善も行っていきたい!」と、今後に向けての意欲が語られました。

R60-SETAGAYA-では引き続き、事業者、利用者のみなさんとともに「愛着のある街で、自分らしく働き続けること」について、対話を重ねていきます。

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働くをRe:DESIGNする
R60-SETAGAYA-
世田谷版GBER運営オフィス(運営:非営利型株式会社Polaris)

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