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【現在進行形就活体験記】想いの話をしよう。

あなたが抱く強い理想があだとなる瞬間がある。
ということを面接で言われ、いろいろ考えること、はや1週間ほど。

それでも、やっぱり私は、理想を持ち続けたい。
私は今まで、その掲げた理想に導かれるように人生を歩んできたように思う。
理想が私を引き上げてくれている感覚がある。
だから私は、理想を掲げることをやめたくない。
その思いを大切にしてくれる場所で働きたい。


高校2年生の文化祭で、フィリピンでのボランティアの活動報告会をしたことがある。
私の通っている高校は特殊な高校で、中高一貫コース(30名ほど)と、高校からのコース(電気科、情報科、普通科、進学かなど)からなる高校だった。
2つのコースの間で交流はほとんどなく、数少ない交流のうちの1つが文化祭だった。
圧倒的な部外者が、意味の分からないことを言っている、と思われていただろう、実際の反応も、少し小ばかにしたようなものが多かったように記憶している。
その中で、それでも、話を進めていくにつれて、少しずつその空気が変わったように感じた。
文化祭は2日に渡り行われ、1日目が学習発表、2日目には展示や屋台が行われる。
私は報告を2日に分けて、1日目でプレゼンテーション、2日目で展示を行ったのだが、展示には想像より多くの人が足を運んでくれた(ように思っている)
展示の中に、プレゼンテーションを聞いたり展示を見て感じたことを付箋に書いて貼り付けてもらうコーナーを設けたのだが、そこに書かれていた言葉が、私の心に響いた。
「全く興味がなかったが、そういう世界があると知れた」

一見攻撃的なこのコメントは、私の希望だ。
教育は、こういう人たちのためにあってほしいと願ってやまない。
こういう人に、教育を届けたいと強く思う。
私が今までそうしてもらってきたように、今度は私が、誰かの視座に影響を与える人になりたい。
「そういう世界があると知った」その子が、きっと、きっといつか、何かの拍子に、そう考えたい。
その可能性のために、全てを惜しまず注げる人でありたい。

能天気な理想の物語かもしれない。
ただ、利益とかそっちのけで想いの話をするとしたら、私はそういうことがしたい。
人と向き合い、慈しみ、育てていく。
それは、笑ってしまうほどに、昔の私と変わらない理想で、手段は変われど、私はそういうことがしたいんだ。

この思いを、面接で伝えて、共感してもらえたらいいのに。

またね。



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