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〘読了〙川のほとりに立つ者は

2023年本屋大賞 9位受賞作品
著者:寺地はるな

かなりの評判だったので、Audibleで聴いてみた。

●あらすじ
カフェの女性店長である原田清瀬が主人公。
ある日、恋人の松木が怪我をして意識が戻らないと病院から連絡を受ける。
松木の部屋を訪れた清瀬は、彼が隠していたノートを見つけたことで、恋人が自分に隠していた秘密を少しずつ知ることに――。
「当たり前」に埋もれた声を丁寧に紡ぎ、他者と交わる痛みとその先の希望を描いた物語。

自分が当然、常識、当たり前と思っていることが他者にとっては必ずしも当てはまらない。
頭ではわかっているし理解はできていても、いざそういった場面になった時、とっさに否定的に見てしまう自分に気付かされる。

〈川のほとりに立つ者は、水底に沈む石の数を知り得ない〉

筆者が伝えたい事は読み取れたと思う・・・。
けど個人的にはボンヤリとしてモヤっとしてフワフワした文体があまり好きではないなと感じました。

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