30日間theater zzzで映画みて眠る#7

こんばんはシアタージーの住み込みスタッフの緒方です。
明日はなんと、onedayの箱がしお客さんがきてくれるみたいでとっても嬉しいです。
ちょっとドキドキなくらいです笑
僕の今日見た映画はこちらです。

記憶にございません！

あらすじ
病院のベッドで目が覚めた男。自分が誰だか、ここがどこだか分からない。一切の記憶がない。
こっそり病院を抜け出し、ふと見たテレビのニュースに自分が映っていた。
演説中に投石を受け、病院に運ばれている首相。そう、なんと、自分はこの国の最高権力者だったのだ。
そして石を投げつけられるほどに…すさまじく国民に嫌われている！！！

部下らしき男が迎えにきて、官邸に連れて行かれる。
「あなたは、第百二十七代内閣総理大臣。
国民からは、史上最悪のダメ総理と呼ばれています。
総理の記憶喪失は、トップシークレット、我々だけの秘密です」
真実を知るのは、秘書官3名のみ。

進めようとしていた政策はもちろん、大臣の顔と名前、国会議事堂の本会議室の場所、自分の息子の名前すら分からない総理。
記憶にない件でタブロイド紙のフリーライターにゆすられ、記憶にない愛人にホテルで迫られる。
どうやら妻も不倫をしているようだし、息子は非行に走っている気配。
そしてよりによってこんな時に、アメリカ大統領が来日！

他国首脳、政界のライバル、官邸スタッフ、マスコミ、家族、国民を巻き込んで、記憶を失った男が、捨て身で自らの夢と理想を取り戻す！
果たしてその先に待っていたものとは…！？

三谷幸喜×中井喜一は正解だよって一言につきますね。
中井貴一の王道の、ツッコムというかキレるシーンをしっかり前半に持ってきているものの、その後は温厚な中井貴一がことを進めるのだけれど、そこの優しさといい気作な場面もやっぱり中井貴一だなと思う。
単純に、コミカルな中井貴一と、したたかなディーン、悪い佐藤浩一、純粋な小池栄子、一人一人のキャラ設定が見えないところもしっかり決まってたりするんじゃないかな。
この4人をベースに流れるポリリズムはとてもトリッキーで、見ていてあきない脚本になっている。

やっぱり好きな映画でした。