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Jazz Music is Dead ?!

ジャズという音楽はもう死んだのだろうか?

これは日本の話で、本場NYや海外事情は別であろう。2017年に三大魅力都市に返り咲いた東京でも異なるかもしれない。(London, New York and Tokyo Remain the World's Most Attractive Cities)

これは音楽を芸術ととらえるのか、職業としてとらえるのか、で話が変わる。知人にプロのジャズミュージシャンがいてそれで生活をしている方や一方、パトロンや副業がないと成り立たないというプロの方のブログ記事をいくつか拝見した。

職業でミュージシャンとして活動するには、ライブ活動、講師、音源制作、演奏サポートなど幅広い需要がありそうであるが、純粋な音楽活動だけで食えていけるのはほんの一握りという。

参考記事
https://musicbird.jp/column/jazz/第13回-飽食の時代に聴く無欲恬淡のジャズ/



商業か芸術か?

とはいえ、反対の側面に光を当てている記事を見かけた。

“音楽で食えなくなる”ことには、良い側面も?


これらの記事からは、ジャズはお金にならない、という悲壮感とジャズは芸術でクリエイティブな営みであるという誇りを感じるのだ。

そういう仕組みなのだ。

商業的に成功したければ、そういったより多くの人が好む大衆芸術になる必要がある。わかりやすいということ。小難しくて、ナニをヤっているんだかワカンナイ?という長いソロや楽曲ではダメだということ。

で、あれば職業として成り立たせたいのであるならば、腹をくくってそうでない音楽をする必要がある。

ジャズを聴くリスナーが減っているのが、これらの原因である。アマチュアミュージシャンでないかぎり普段ジャズに接する機会といえば、音源またはライブであろう。音源やBGMで聴くのももちろんいいのだが、本当は生演奏にこそ醍醐味があるのが、ジャズだ。そのためにはジャズクラブやジャズライブハウスにライブを見に行く必要が当然ある。そこはジャズを聴かない方達にはハードルが高い。ミュージックチャージやチケット費用が発生するため、気軽というわけには行きにくい。

そうなると、好きな人、出せる人しかライブを観に行かないため、裾野が拡がらないのだ。ということは、ライブに人を呼べて、そこでジャズの良さを体験してもらえれば、いいのではないのだろうか。では、だれにどうやって来てもらおうか

それが、集客問題となっている。

つながるひろがる集客問題

これも2017年の記事だが、話題になっていたようだ。

動員の少ないバンドはライブするのを止めてもらえないだろうか(補足記事あり)

それに対して、京都のライブハウス経営者からのアンサーブログも興味深い。

そこで疑問に思うのだが、集客はだれが行うのか?である。アーティストにお客がついていれば、集客の必要はない。そうでない場合は、アーティストなのか?それともハコなのか、それともイベント主催者がいる場合は、主催者なのか?

そんなことをつらつらと考えている今日この頃。

まだジャズは死んでいない。でも、このままだとヤバい。それは人が集まらずに衰退している地方問題や、音楽に限らず知名度の低い若手アーティストにも当てはまるのではないのだろうか?

えっと、ジャズの話? 文化の話? でも、そこにまとわりついているナニカの話に繋がりそうだ。

まだ、死んではいない。決して、まだ。


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