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アーユルヴェーダを巡る旅、2日目前半。

星座の話が始まる。
私はヴァータだからという先生は、あっちこっちに話が飛ぶから
といいながらも、ちゃんと目的地へ向かう。
西洋占星術も、インド占星術も一緒、世界の雛形という。
おそらく世界を理解するための雛形なんだろう。

12星座星占いではなくて占星術については僕も興味があり、なんとなく勉強しているのでそこの理解は早い。
活動(始動)、固着(固定)、柔軟(破壊)という3つのクオリティにわかれる。

インド占星術としては、世界に対してどう見られているかを表す、生まれた時点での太陽の星座だけで判断というのは、あまり重要でないそうだ。
むしろ、内面を表す月の星座と、生まれた時点で東の空に見えた星座が大切だという。さらに、試練や課題の土星、能力の木星も必要になる。
(西洋占星術も実際には、そういった星が表すメッセージを読み解く)

そこから、アーユルヴェーダのエレメント「風、火、水、土」との対応を見ていく。これは、仏教哲学、チベット哲学、タイ伝統医学なども同じ考えである。(アーユルヴェーダは、これに「空=意識」が入った5つだ)

面白いのは、インド占星術は地軸のずれによる春分点の変化を考慮して、何年かごとにスタートの日を修正しているという。(太陽星座のみで、現在は2週間前に戻す)これに対して西洋占星術は、成立したといわれる古代よりずっと変わらずにいる。ただし、これもすべては混在、諸行無常なので、いつの日かひっくり返ったり、全く変わってしまう可能性もあるのだ。

それぐらい、世界はなんでもありであり、混沌、混在のごった煮ということ。それが、インドで生まれたインド哲学だ。なんとなくイメージできる。もともと日本自体もそういったなんでもあり、どこでも神様がいたアニミズムのはずなのだが、今は安定という誤解を求めた管理が強いピッタな社会であり、流行としてはコロコロ変わるヴァータな様子だ。だからこそ、カパというゆったりとした母性が必要とされている。

そういった、ある種生きにく社会に、こういったアーユルヴェーダの知恵が、生きやすくするツールとして求められている、必要が出てきているのだ。

いきなりだが、2日目だ。続きと初日はまた追って。

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