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プロの視点👀

 個人的に野球は見て楽しむだけでなく、読んで楽しむ。
①見て楽しむ
投げる、打つ、走る、守る等の選手の動きや監督の采配をTVの画面を通して楽しむ。
②読んで楽しむ
チーム作り (戦略・作戦)、当時の心理・心境、裏話等を書籍で 楽しむ。
今でこそYouTubeで②も見て楽しめるようになってはいるが、この本はYouTubeがない時代に購入して読んだ本である📚
本棚整理していたときに見つけて、10年ぶりぐらいに読んだ。

ピッチャーは低めへのコントロールが大事、原点は外角低め、スピードガンの数字通りにバッターは球の速さを感じない等、それなりに野球のことには触れてきた。
選手の心理やメンタルな部分についても学びがあり、改めて感心した!

心に残ったコトバ
1. 某元投手の「顔で投げる」技術。
 内角に食い込むシュートが武器だった某投手。肘の故障でそのシュートが
 曲がらなくなったので、勝負球は外角低めのストレートに変更。それでも
 1球シュートを投げるだけでバッターは「シュートだ!」と見逃したり、体
 を開き気味にして窮屈に打ってしまう。「某投手といえばシュート」という
 バッターの思い込みを利用して投げる、まさに顔(つら)で投げている。

2. プロはボールゾーンで勝負する。 
 ピンチになればなるほどピッチャーは「ストライクゾーンに投げなければ」 
 という気持ちになる。しかし、バッターは打ち気十分なので容易に投げる
 と打たれる。なので、ピンチにボールゾーンで勝負できるピッチャーが勝
 てるピッチャーである。

3. 伊東のリード 古田のリード
    '92年と'93年の日本シリーズの話。
 ’92年では伊東のリードの方が数段上。ピッチャーをノセるのが上手い
 (打たれないリード)。一方古田はピッチャーの能力に依存しているリー
 ド。しかし、’93年の日本シリーズでは古田が伊東を完全に追い抜いた。
 ピッチャーへの要求が「ここに投げて」から「この辺に投げて」のスタンス
 に変わっていた。

他にも某投手の今年の好調は肘の高さにあり、某20勝投手のストレートは他の20勝投手と比べると明らかに落ちる等、見えているものが全然違う?!
TVの解説を聞いていても、この左バッターは左ピッチャーを苦にしない、この左ピッチャーの球の軌道は右ピッチャーの球の軌道等、「そうなんだ。」と目から鱗。
当たり前といえば当たり前だが、知れば知るほど感嘆する。プロの世界で結果を出した人の野球を見る目や分析力には頭が下がる👏

余談ですけど、なぜこの結果が出たのかということを知るのが面白いと感じている自分に気づきました😁

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