ポラリス/フジファブリック
大好きなフジファブリックの曲達を
語彙力ないながらに、
1曲ずつ思っていることを
投稿していこうと思います。
第４４弾は
ポラリス
2016年5月11日発売のシングルになります。
アニメ『マギ シンドバッドの冒険』の
エンディングテーマに起用された曲。
シンセサイザーとピアノの音色の重なり、
疾走感のあるベース、4つ打ちのドラム、
細かなギターのフレーズが、
ごちゃつかない程度に
綺麗にまとまって
煌びやかさのある曲になっている。
作詞作曲はキーボードの金澤ダイスケさん。
金澤さんが作詞作曲の中で、
当時はポラリスが初めての
シングルA面曲であり、
初のタイアップだった。
MVではメンバーの演奏と
謎の女性達のノリノリなダンスの
場面の切り替えが
シュールな映像になっている。
曲について
曲が出来た経緯について
過去のインタビューを
下記に紹介させていただきます。
TVアニメの主人公シンドバッドが真っすぐな心で夢に向かっていくストーリーに見事マッチした、煌びやかで躍動感溢れるサウンド。
今回初めてレコーディングに参加したマニピュレーターの美島豊明氏はコーネリアスの殆どの楽曲に関わっており、 コーネリアスサウンドの要ともいえる美島によってサウンドに更なる広がりと華が添えられた。
「ポラリス」とは“北極星”の事。昔、旅人はこの星を道しるべとしており、
この曲もまた夢に向かう人の道しるべとなって欲しいという思いから名付けられた。
ーー今回、「ポラリス」にはマニピュレーターとして、コーネリアスなどで知られる美島豊明さんが参加しているのは？【インタビュアー】
現在の3人になってからもう5年が経っていてるし、基本、セルフプロデュースでやってきたので、曲がデモがで上がってきた時、良くも悪くも完成形が予想できて、この曲はこういうふうにしたいんだなってすぐ分かっちゃうんですよ。それはそれでいいんですけど、もっと遊びたいという気持ちもあるので、今回、美島さんにお声がけさせてもらいました。ストレートな曲なので、美島さんと一緒にそこでどう遊べるかを考えながら作っていきました。聴こえ方はシンプルでストレートなものであってほしいと思っていたんですけど、どうやったらフジファブリックのファンの方にムフフと笑ってもらえる曲にできるかというか（笑）。基本、ドッドッドッドッて4つ打ちのリズムが連なっている角ばったグルーブの曲なので、その中で違和感を出すってなかなか難しいんですよね。違和感の連続だとストレートに聴こえてこなかったりするので、そのサジ加減を美島さんと考えていきました。(山内総一郎)
━ーこの「ポラリス」は、疾走感があってストレートなんだけど、実はいろいろなところで、いろいろなことをやってますよね。【インタビュアー】
それこそ今回は隠し味がたくさんありますよ。同じフレーズでもトラックを4つに分けて録ったり。その辺りはエンジニアの高山徹大先生の手腕です。おかげさまでトラックの数が大変なことになってますが（笑）。(金澤ダイスケ)
メインのギターのフレーズにしても、フレーズを切って左右に振ったわけじゃなくて、ちゃんと手弾きで弾いたものですからね。エディットじゃないので、少し違和感や生感や人間ならでは感が出てるんじゃないかと。(加藤慎一)
打ち込みやキラキラしたり、エレクトロなところはあるけど、生のグルーヴにはけっこうこだわったよね。今回の曲は非常にダイちゃんっぽいかなって。(山内総一郎)
ーーじゃあ今回の「ポラリス」はダイちゃんが書いた曲ですが、これは自分的に何が今までと違います？【インタビュアー】
あーこれはもう僕の話になっちゃうけどいいですか? 僕って10歳の頃から最近までずーっと自分自身にしっくり来てなかったんですね。恥ずかしい言葉で言うと俺、本気出したらもっとすごいんだよみたいな感覚というか。(金澤ダイスケ)
ーーちょっと恥ずかしいね(笑)。【インタビュアー】
うん(笑)｡ 〈なんか歯車が合ってない〉みたいな｡でもそれが去年10月くらいのある朝、突然〈あっ！〉と思ったんですよ｡
朝起きたらカチッと歯車が合ったんですよ。音が実際にしたんじゃないか、くらいに。そこから調子が一気に良くなって。よく考えたら25年、ずーっと〈なんか違うなぁ〉って思ってたのが、しっくり行き始めて。そんな今の僕が最初に作ったのがこの曲です。(金澤ダイスケ)
ダイちゃんらしい曲だなと思いましたけどね。本人にとっては何か大きな変化があったとしても、僕にはダイちゃんらしい曲だと。ただ今までと全然違ってたのは、デモの出来具合で。今までってだいたい鼻歌とか鍵盤のメロディだけとかで、それ聴いてあんまりイメージ湧かないこともあったんですね。でも今回はけっこう作り込んだデモを出してきて。ダイちゃんのやりたいことがわかりやすく提示されたデモでしたね。(山内総一郎)
●今までの金澤さん曲はロマンチックさでそのメッセージを包んでいたというか。その余白の部分をヴォーカリストに委ねていた感じがしたんですけど、“ポラリス”は大きく変わりましたよね。自分はヴォーカリストじゃないしっていうストップをかけていた部分はあったんですか？【インタビュアー】
確かに結構委ねてはいたと思いますよ。わりとぼやかしてた部分ははっきりとさせるようになったんじゃないかなと思います(金澤ダイスケ)
●聴いた時、曲の印象はどうでした？【インタビュアー】
ダイちゃんっぽいって言ったらなかなか伝わりづらいかもしれないんですけど、きらびやかっていうか、側(がわ)がすごい派手だなってメロディは結構淡々としてるんですけど、自分がギターとか鼻歌で作るものとはまた違う、ちゃんと音符のある歌だなっていう感じがしました。(山内総一郎)
何かしら意図を感じるというか、こういう曲なんだよっていうのがちゃんと本人の中であったのかなとは思いましたね。(加藤慎一)
インタビューを見る限り、
金澤さんの中に何かが変わった感が
伝わってきますね（笑）
25年もしっくりこない違和感を
些細なきっかけから噛み合い、
調子が良い時に作った曲という。
大げさに言うと、
嘘のようで本当のような
才能開花ということでしょうか。
この曲では美島豊明さんが曲の
マニピュレーターに参加していることもあり、
一味違うフジファブリックの曲になっています。
歌詞について
ここからは個人的な歌詞解釈になるので
上記の歌詞を見ながら、
温かい目で見て頂けると有り難いです。
ポラリス 1番の歌詞解釈
いつもは暖かく迎えてくれる
見慣れた景色もなんだか冷たく感じる。
どんな景色も白黒に見えて
なんだか寂しくて気持ちが沈んでるようだ。
そんな時にふと見た水平線の向こう。
いつの間にか漂っていた雲が消え始めた時に
なんだか微笑んだ君を思い出し、
慰めてくれてるような気がした。
顔を洗うついでに鏡で自分を見つめる。
やっぱり冴えない顔をしていた。
どうにか沈む気持ちを取り戻すために
昨日見た空を飛ぶ夢を思い出す。
この閉鎖的な気持ちを抜け出したい。
あと少し勇気があれば、
いつでもここから飛び出せるのにな…。
そうしてると窓から見える大海原から
風をが吹いて
後押ししてくれているような気がした。
手を広げたら新しい世界に繋がるんだ！
全て掴むつもりで行くよ！
今の僕の手の中には
新しい希望を手に入れている。
これから見える景色は何が見えるだろう。
そのうち分かるだろう。
ワクワクする気持ちと共に、
このまま旅に出よう！
ポラリス２番の歌詞解釈
だんだん丘に続く道が暗くなり始めた。
明かりも灯り始めている。
見上げた空の向こうに星を見つけたら、
君に会うことが出来るかな・・・？
君に会うためなら
全て掴むつもりで行くよ！
目の前に広がる明日への道しるべ
希望に包まれた僕の姿をこの胸に
思い描けたなら空へ向けて映すよ。
ポラリス Cメロ、ラストサビの歌詞解釈
あの時握った
柔らかな君の手のぬくもり
ぼんやり思い出しながら目を瞑る。
全て掴むつもりで行くよ！
今の僕の手の中には
新しい希望を手に入れている。
これから見える景色は何が見えるだろう。
そのうち分かるだろう。
ワクワクする気持ちと共に、
このまま旅に出よう！
・・・
…みたいな感じでしょうか。
アニメの世界感も予習せずに
歌詞解釈したので、
なんだか変な感じですね（笑）
主人公がなんらかのきっかけで
大切な君が遠くに行って
会えなくなってしまい、
塞ぎ込んでしまうけど
これでは駄目だと思い、
君のいる街へ旅に出る決意をする。
ワクワクしながら旅をし、
まだ君に会えない状態で曲が終わる。
…みたいな解釈をしました。
個人的な話
ポラリスと言えば、
上記にも紹介したMV。
めちゃくちゃきらびやかで、
派手な曲調なのに、
MVのシュールさが…（笑）
MVを初めて見た時に
昔の武富士のCMを
思い出しました（笑）
分からない世代の方は
すいません（笑）
気になる方はググって見て、
映像を見比べて見てください（笑）
いかがだったでしょうか✨
ポラリスを
紹介させていただきました。
これ読んで伝わらなくとも、
曲を聴いてくださって
フジファブリックの良さを
楽しんでいただけたら、
とても嬉しいです✨
また次も気まぐれで
一曲ずつ紹介と思ったことを
投稿したいと思います✨
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