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robologue/フジファブリック

大好きなフジファブリックの曲達を
語彙力ないながらに、
1曲ずつ思っていることを
投稿していこうと思います。

第100弾は

robologue

2014年9月3日発売のアルバム
LIFEに収録されている曲。

ロボットが動き出したような
機械的なギターリフや、
ピアノの演奏やリズムが
軽やかに跳ねているのが
印象的な曲です。


曲について

曲が出来た経緯について
過去のインタビューを
下記に紹介させていただきます。

リズムを跳ねさせたくて作った曲です。色々試行錯誤をしているうちに、僕らのなかで「これはヒップホップだね」ということになりました」(金澤)

「最後のBメロは後から付け足したんですけど、それによって曲がぐっと締まって、僕のお気に入りの1曲になりました」(加藤)

「ダイちゃんが作った曲を聴いて、歌いたいことがパッと思い付きました。ロボットの独り言という意味で「robologue」という造語をタイトルに付けたんですけど、孤独な自分をロボットに例えつつ、人というのは誰かと交わって、影響を受けながら変わっていく部分もあるし、変わらない部分もある。その両方を肯定している曲ですね」(山内)

フジファブリック アルバムLIFE ライナーノーツより


ーー「robologue」 は豊潤な生ピアノの響きと無機質なギターのコントラストに惹き付けられました。【インタビュア】

この曲に関しては今回のアルバムの中で珍しく歌詞が後なんですよね。 ピアノとドラム、僕の歌っていうデモだったんですけど、 総くんが “ピッタリの歌詞が思い付いた”と すぐに歌詞を持って来てくれて。(金澤ダイスケ)

でも確かに細かなフレーズや機械的なギターサウンドは歌詞が仕上がってから突き詰めていきましたね。(山内総一郎)

ーーちなみに “Electric Robo Guitar” とクレジットされていますが…?【インタビュア】

 何か特別なものを期待されているかもしれませんが、残念ながら普通にストラトです (笑)。 アームとスライドバーを駆使して、かつポイントポイントでリングモジュレーターを掛けることでロボットっぽいサウンドを作りました。「robologue」 というタイトルなんで、洒落っ気でそういうクレジットでもいいかなっていう。(山内総一郎)

Player 2014年10月号より

例えば「robologue」にもありますけど、人に影響されて変化し続けていってるから、ありのままとか、原点はどこなのかわからないみたいなところはある。それでも刺激的だし、生きていくことは楽しいっていう(笑)。そういうのを全体を通して言いたかったのかなって思うんです。(山内総一郎)

7ぴあ 2014年9月号より

LIFEのアルバムは歌詞先の曲が多い中、
この曲は曲が先にあったとのこと。
金澤さんが作った曲を聴いて
すぐに山内さんがぴったりな歌詞を
思いついたというエピソードも
微笑ましい内容ですね✨


歌詞について

ここからは個人的な歌詞解釈になります。
上記の歌詞リンクを見ながら、
温かい目で見ていただけると幸いです。


robologue 1番の歌詞解釈

とある工場の場面。
激しく揺れ、火花をちらしながら、
パーツ付けて体を組み立てていく。

出来上がったものは
チタン製の重いウエストで
かろうじてバランスとってる 
それが僕(ロボット)。

自分の姿がどんなものか
起きあがって探しても、
工場には鏡がないので見ることが出来ない。

自分の見える範囲の手元を見て、
「これで人間と呼ばれるのか?」と
疑問が出てくるけれど…。

この姿に変わっても後悔はしない。
自分は自分だから。
生まれ変わったこれからは
きっと全て感動的に感じるだろう。
そう期待が膨らむばかり。
この強い体ならどんな険しい山でも
超えることができるよね?博士?


robologue 2番の歌詞解釈


この体に生まれ変わって
歩き始めた日々の中。
バスの乗り方が未だに分かっていなくて、
上手く行かない。他の人にはできるのに。

そんな中、イヤフォンの中で流れてくる歌の
『ありのままの君』という言葉。
それもまだ分からない。
ロボットのはずの
無知な自分が更に嫌になる。

あーおかしい。
ロボットなのになぜか胸が痛む。
壊れたのか?
痛むパーツは返したいのに
もうできない。

ロボットだけど、
君と触れ合った時はドキドキする。
なんでだろう。
きっと僕はガラクタなんだろうけど、
やれるだけのことはやる。
うまく行かなくて落ち込んだ時は
大きく深呼吸して、
いつかまた2人で沈む遺跡
見に行くことを楽しみにしよう。

もし僕が自分から
この胸のスイッチをOFFにしたら、
壊れてショートしちゃったら、
この記憶全て消えるのかな? 
消えてしまうのかな?

・・・

…みたいな感じで解釈しましたが、
歌詞をそのままストレートに解釈すると
主人公はロボットだということになるけど。

実はロボットみたいな人間。
自分らしさや人間らしさが
分からなくて見いだせず、
独り言をつぶやくような自分が
ロボットみたいじゃないか?
という解釈にもなる。

そうなると最後の歌詞のフレーズで
〈自分が止まってしまう=死〉を
何度も見つめたことになるのかなと。

本当のロボットなら、
データ(記憶)とかは
消えはしないんだろうけど…。
実際は人間だから、何もかもなくなる。
だから、消えたくはないな…
みたいな感じでしょうか。

軽やかなリズムに重たい歌詞。
そのバランスでこの曲が成り立つ。
そんな心境の複雑さが
歌詞解釈を通して
分かった気がしました。


個人的な話


robologue
を当時聞いた時は
正直、歌詞は意識せず、
ピアノのリズムがノリやすい
ロボットっぽいギターリフの曲だなと。
そのまんまな印象で聴いていました。

山内さんがほぼ作詞作曲の
パーソナルな部分が書かれている曲が
集まったアルバムの中で
唯一、金澤さんの作曲だったので、
新鮮な感じだった覚えがありますが…

先程の歌詞解釈やインタビューを通して、
他の人とは違う所がある自分を
ロボットと見立てつつ、
人との関わりで自身が変わることと、
変わらないことの両方の心境に
揺らいでいる歌詞と分かって、
かなり今更ですが、
視野が広がった気がしました。

決してマイナスなイメージではありません(笑)
というか…あるあるやん!
この歌詞となりました😂

以下、robologueについての映像作品を
紹介させていただきます。↓


Hello!! BOYS&GIRLS HALL TOUR 2015日比谷野音

2015年のツアー初日のライブDVD&Blu-ray
robologueも披露されています。
Spotifyでもライブ音源化されています。↓


アルバム STAND!!(初回限定盤B)

初回限定盤Bにのみ
2016年の三日月アドベンチャーツアーの
映像が収録されていてrobologue
披露されています。


アルバム I Love You(初回限定盤)

初回限定盤にのみ
LIVE&ONLINE『I FAB U FAB ME』の
ライブ映像のBlu-rayが収録。
robologueも披露されています。

・・・

以上、3作品紹介させていただきました。
是非とも手に入れてrobologueのライブ映像を
楽しんでいただけたらなと思います✨


いかがだったでしょうか✨
robologue
紹介させていただきました。

これ読んで伝わらなくとも、
曲を聴いてくださって
フジファブリックの良さを
楽しんでいただけたら、
とても嬉しいです✨

また次も気まぐれで
一曲ずつ紹介と思ったことを
投稿したいと思います✨



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