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こんなときは/フジファブリック

大好きなフジファブリックの曲達を
語彙力ないながらに、
1曲ずつ思っていることを
投稿していこうと思います。


第40弾は

こんなときは

2013年3月6日発売のアルバム
VOYAGERに収録されている曲です。

全体的にほんわかした曲調だけど、
とある人間関係のモヤモヤした部分の
一コマを盛り込んだ歌詞。

アルバムでは曲順に聴いていると、
次のSmall Worldに繋がるように
スペイシーなアウトロになっています。


曲について

曲が出来た経緯について
過去のインタビューを
下記に紹介させていただきます。

「アイランド」、「JOY」に続き、加藤さんが詞曲を手掛けております。これぞ加藤慎一ワールド!ともいうべき独特な空気感が立ち込めております。ほっこりと温かみのあるフォーキーなサウンドに乗せて、すこしビターな本音を込めたリアルな言葉が綴られていくのですが、何といっても「もうこんなときは寝るに限る」というのがこの曲をキラーチューンたらしめているところ。思うようにいかないことがあったときは、是非この曲を聴いて、一緒に♪寝る~♪と口ずさんでみてはいかがでしょうか?途中の意外な転調も、何だかクセになります。

フジファブリック VOYAGER ライナーノーツより


●「こんなときは」はシャッフルのリズムで、バッキン グに徹したわかりやすいギターが聴けますね。【インタビュア】

これこそオーソドックスなギターを弾きましたね。 G で弾けるオーソドックスなフレーズ。 ハンマリング/プリング的な往年のプレイをやるのも良しとした曲でした。この曲のおもしろいのはGキーからサビでAキーに移るんですけど、 戻る時にジミヘン・コードを使ってるんですよ。 これはあまり聴いたことがないなと。ギタリスト的発想だったなと思いますね。(山内総一郎)

ギターマガジン 2013年4月号


最初はコンセプトに準じて作ってみたんですけど、みんなで合わしたときにそんなに音を詰め込む感じでもないかなっていう感じになって。 それが結果アルバムの中でいい感じになったかなと思います。 後半とかはみんなで演奏してできてるもんなんで、段々カオスになるという。 これはちょっとおもしろくなったなという感じですね。(加藤慎一)

MARQUEE Vol.95 より

【最後の“寝る”って歌ったあとに入ってくるリフについて】

あれはほんとに演奏しながらですね。 コーラスもその直後に考えて。 この曲がこのまま終わってしまうのはもったいないと思ったのか、多分そのときに手に入れたギブソンのL5というフルアコにファズをかける音が自分的には気に入っていて。 それをやりたかったのか、両方なのか (笑)。(山内総一郎)

でももう完成形に近いことを弾いてたからね、最初から。(加藤慎一)

弾いてたね。 そうだ、あれもあるんだよ、ジミヘン・コード!(山内総一郎)

ああそうだ。 最初のサビが終わって次のAメロに行くときに 「ただ戻るのはおもしろくないね」って言ってて、「じゃあこれ入れてみようよ」って。(加藤慎一)

ちょっと変わったコードチェンジをしてて。 これがあるならやっぱりエンディングは一筋縄でいかない方がいいんじゃないかなっていう感じもあったかと 思います。(山内総一郎)

MARQUEE Vol.95 より


作詞作曲はベースの加藤さん。
インタビューにも書いてあるとおり、
「もうこんなときは寝るに限る」という言葉が
前に押し出ている曲だなと思いました(笑)

ただのほんわかした曲と思いきや、
一筋縄では行かない曲。
後々、聴き続けるたびに
個人的に心にじわじわと染みる曲になるとは、
VOYAGER発売当時の
私は思いもしなかっただろう。


歌詞について

個人的にこの歌詞の主人公の気持ち・・・
ものすごく分かるんですよね。
ダメな日はもう諦めて寝るしかない。
泣き寝入りですね。

「あぁすれば」
たらればをずっと繰り返し
そう今でも止まらない
あぁ言えば
こう言うはもうわかってる
昔から変わらない

全部知ってる上で言ったの
お互い様ですよって
それなのに


すぐ手のひら返しだ
何度も見てきた
そうガラス製の苦痛を吐いて
もうなんてドジをした
後の祭りかな
もうこんなときは寝るに限る

こんなときは 1番Aメロ、Bメロ、サビ歌詞より


主人公は とある相手に一悶着していた。
いつも話す度に
「あぁすれば良かった」と後悔する。
あの人は昔から“ああ言えばこう言う”ような人。

そんな嫌な所に乗っかって
余計な事言ってしまう自分も悪いから
お互い様なんだけど。

また手のひら返されて、
言いくるめられてしまった。
もう何度目か分からないくらい見たのに、
とても苦痛だ。
黙って聞き流せばいいものを
余計な事を言ってしまった。
今更気づいても、もう遅い。
もうダメな日だから諦めて、
こんな日は寝て忘れてしまおう。

そう言えば遠のいていった人達は
何をしているのかな

全部知ってる上で言ったの
お互い様ですよって
いくら何でも
それは無いじゃない
結局の所

ほら手のひら返しだ
何度も見てきた
そう笑い顔の裏はきっと
もうそんなドジはしない
でもしちゃうんだろうな
もうこんなときは寝るに限る

こんなときは Cメロ、Bメロ②、サビ②歌詞より


眠る前に不意に思い出す。
そう言えば、会うことはなくなったけど、
あの人達は何しているんだろうか。
元気にしてるのかな。

また一悶着。
悪いのはお互い様なのに、
なんで結局
いつも謝らないといけないのか・・・

ほら、また手のひら返されて、
言いくるめられてしまった。
もう何度目か分からないくらい見たのに。
明らか顔は笑ってても、機嫌は悪い。
次はもう何があっても相手にしない・・・
でも、しちゃうんだろうな。
もう諦めて寝て忘れてしまおう。


・・・


この歌詞に出てくる“手のひらを返す人”は、
家族でも、恋人でも、友達でも、
職場の人でも当てはまるから、
なんか一悶着した時に
個人的にめちゃくちゃ心に染みるんですよね😭

あとCメロの歌詞の“遠のいった人達”を
思い出すタイミング…。
傷心になってる時に楽しい時だけじゃなくて、
自分に関わったことのある人を思い出す気持ち。
会いたいとかじゃないけど、
どうしてるのかなとか。
うまく説明できません…語彙力…(笑)

加藤さんも過去のインタビューで
この部分煽ってたインタビュアに
答えてました。

“そう言えば/遠のいていった人達は/何をしているのかな”というナイーブな言葉が続くこの展開も、まさに加藤さんならではというかね。【インタビュア】

そうやって眠ろうとした時に、不意に、そういえば遠のいていった人たちは何をしているのかなあと思い出す時ってないですか?(加藤慎一)

ああ、確かにたまにあるよね。【インタビュア】

だから、そういう意味では自然というか、普遍的に聴く人に繋がる歌詞なのかなとは思っているんですけど。(加藤慎一)

Talking Rock!  2013年4月号より


そうなんです!普遍的なんですよね!
加藤さんそれをサラッと書いてるんですよね。
そして“ガラス製の靴を履いて”かと思いきや、
“ガラス製の苦痛を吐いて”と書かれた歌詞。

歌詞カードを見ないと分からないことを
サラッといれるとこも加藤さんの歌詞の
面白い所です✨

今後もこう言う加藤さんの曲ができるのを
個人的に楽しみにしています✨


🛏️🛏️🛏️🛏️🛏️🛏️🛏️🛏️🛏️🛏️


いかがだったでしょうか✨
こんなときは
紹介させていただきました✨

これ読んで伝わらなくとも、
曲を聴いてくださって
フジファブリックの良さを
楽しんでいただけたら、
とても嬉しいです✨

また次も気まぐれで
一曲ずつ紹介と思ったことを
投稿したいと思います☆



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