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PRAYER/フジファブリック

大好きなフジファブリックの曲達を
語彙力ないながらに、
1曲ずつ思っていることを
投稿していこうと思います。

第45弾は

PRAYER

2016年5月11日発売のシングル
ポラリスのカップリング曲になります。

ポラリスきらびやかさとは対照的に
オルガン、ペダルスチールギターが
全体的に柔らかな印象の曲調。

山内さんの語りかけるような
優しい歌声にも注目の曲です。


曲について

曲が出来た経緯について
過去のインタビューを
下記に引用させていただきます。

タイトルの「PRAYER」とは“祈り”という意味。
ペダルスチールギターのアンビエントな音色と暖かなオルガンの音色が主となって幾層にも重なり柔らかなサウンドを構築している。
そこに乗る山内の透明感溢れる歌声が耳に優しくに響くエバーグリーンなミディアムバラードとなっている。

シングル ポラリス ライナーノーツより

ーー「PRAYER」は、打って変わって、地に足がついた土臭い楽曲ですね。【インタビュア】

あえて対照的な面を表してみました。こちらは、それこそ自分の歩幅に合わせた曲かなと。タイトルは「祈る人」って意味なんです。自分は特定の宗教をやっているわけではないんですが、この年齢になると、何かに対して祈ることが多くなるんですよね。それによって、その人や物の存在が、自分の心の中に確かにあったことに改めて気づかされたり。そのような気持ちを歌にしてみました。(山内総一郎)

それを「ザ・祈る」みたいに表現しないところがこの曲の特徴かなと。【インタビュア】

祈るという行為にあまり特別感を抱かせたくなくて。いわゆる非現実感が出ちゃわないようにしたかったんです。何気ないことを案じたり願ったりする、それ自体を表したかったですからね。(山内総一郎)

ーー演奏的にはいかがでしたか?【インタビュア】

こちらは生楽器が中心で。それこそ「ポラリス」とは対照的でしたね。アーシーな感じだし。(加藤慎一)

ハモンドオルガンも使っているんですが、聴いていて安心する、その辺りを目指しました。<全て置いていく>という意味も込もっていて、いい曲ですよね。深いことを考えなくても、ちゃんとそこに自分の世界があるという。この曲自体、しっかりと地に足がついてますからね。それもあって何の迷いもなく弾くことが出来ました。こういったタイプの曲って、実は自分たちの中でもありそうでなかったなって。メッセージも含めて。(金澤ダイスケ)

ーーこの曲にしても、今までだったら、もうひとひねりふたひねりしそうですが、それをあえて淡々と表しているのも印象深いです。【インタビュア】

その<淡々と>というのは、あえて意識しました。メロディや歌にしても、あえて抑揚をあまりつけないように、くどくならないように心掛けて歌ったし。大げさじゃなく、淡々とした中でもキチンとあるドラマ性。それがこの曲のテーマだし重要なところでもあったんで。(山内総一郎)

Rooftop インタビューより


今回のカップリングの話をすると、これって僕がこの1年くらいで祈ることとか願うことをよく考えてたから出来た曲で(山内総一郎)

だからそのまま「PRAYER」 って名前で。【インタビュア】

昔は祈ると願うって大げさな行為のように感じてたんですけど、この歳になるとそういうことを実際することが多くてお墓の前で手を合わせることもあれば、人の無事を案じることもあるし。だから独り言みたいになっちゃったんだと思うんですよ(山内総一郎)

ちゃんと自分の音楽が人生とともにあるってことだよね。 【インタビュア】

そう。だから「BOYS」「GIRLS」みたいな実験をし 新陳代謝をしないと、独り言も言えなくなっちゃうから。 独り言も言えないってことは、自分自身のことをわかってないのと同じだから、そのまま迷いの森には行けない。だからもっとこういう曲で自分の独り言を出していけばいいし、それと一緒にバンドが新陳代謝をしていけばいい。そんな感じでこれからのフジファブリックは行ければといいなと思ってます(山内総一郎)

音楽と人 2016年6月号より

アニメをきっかけにフジファブリックを知ってくれる人もいると思うので、そういう人たちに向けて、いろいろなバリエーション…まぁ、2曲ですけど、こういうタイプの曲もありますよって聴いてもらいたいですからね。ざっくり言うと、普通の曲ですよね(笑)。いや、それがやりたいことだったんです。もちろんダイナミクスはあるんですけど、自分の歩幅や心拍に近いテンポで、歌もこぶしを効かせたものではなく、滔々(とうとう)と流れるように歌えたらいいなと思いました。


あえて書いているわけではないんですけど、自分ってこんな感じなんだなって、自分が歌い始めて5年経って、ようやく思うようなりました。“PRAYER”って祈る人って意味ですけど、祈るってことに対して、ここ1年ぐらい考えることが多かったんですよ。身近に亡くなる人もいたし、病気になる人もいたし、そういう人のことを考える1年だったんです。僕は無宗教だから、学生の頃は手を合わせて、何かを祈るなんてことはなかったんですけど、いろいろな人たちの無事を祈ったりとか、亡くなった人に想いを馳せたりとかってことが自然になってきたというか。昔は大袈裟と思ってたんですけど、それが無理なく思えるようになったんです。だから、サビでガーンとくる感じではなくて、身の丈に合うものにしたかった。普通って、そういう意味でもあるんですよ。(山内総一郎)

OKMUSICより

ポラリスとは対照的ということと、
淡々とした中にもきちんとした
ドラマ性をテーマに掲げた曲。
BOYSGIRLSのコンセプトアルバムを
制作したことを経て、
祈ることや願うことを考えて作った曲。

祈る事は神聖なイメージがありますが
意外と身近にあったりして、
それぞれの生活の中で
誰かの体を気遣って回復を祈るとか、
ご先祖様に手を合わせたり、
競技や試合などの戦いなどで、
健闘を祈るだったりと気づかぬ所で、
祈っているんだなと。

あと個人的な願いも身近にはあって、
固くならない程度に普遍的にこの曲は
歌っているのかなと思いました。


歌詞について

ここからは個人的な歌詞解釈になるので
上記の歌詞リンクを見ながら、
温かい目で見て頂けると有り難いです。


PRAYER 1番の歌詞解釈


ウトウトとしている中、
暖かい光が差し込む。
夢なのか現実か分からないけれど、
まぶたを閉じていても
眩しい光が差し込み、
カーテンが揺れている音が
かすかに聞こえた気がした。

追い求めていた夢
そのためなら
いつでも行ける気がしていた
時には上手くいかなくて
弱音をこぼしてしまうこともあるけれど。

心に記した言葉を
あなたになら素直に伝えられる。

そんなあなたと出会ったのは
いつだったかな?どこだったかな?
本当に些細なきっかけだった気がする。
それから一緒に過ごして
あっという間に過ぎていくと、
気づきにくいものなんだな。

こんな私だけど、
あなたが私にそうしてくれたように
楽しい日も悲しい日も
これからも側にいるよ。


PRAYER 2番の歌詞解釈


時代が進むと共に便利な物が増えて、
何もなかったあの頃が
懐かしく感じることもある。
そうこうしてる今も
キャンドルが溶けていくように
時間が経過していく。

叶えたいと思っていた願い。
それはあなたにずっと側で
元気でいてほしいという願いなのか?
遠くに住んでいる家族や友達に
元気でいてほしいという願いなのか?
どちらにしても、それぞれの願いは
きっと届くだろう。


PRAYER Cメロ、ラストサビの歌詞解釈


日々の生活の中で悪いこともある。
その度に人は良い方向に行くように
祈り続けたりするけれど、
やまない雨がないように
悪いことはずっと続かない。
少しでも大切な人達と
笑い会えることができたら
それだけで幸せなこと。

だから、過ぎていく日々の中で
大切な人達との出会い、
幸せな日々をどうか忘れないで。

いつの日にか年を重ねて
歌えなくなったとしても、
大切な人達への感謝の想いは
忘れないようにしよう。

・・・


…みたいな感じでしょうか。

大袈裟に書きたくなるほど、
最後のサビは山内さんの想いが
詰まっているのかもしれません。


個人的な話


山内さんが祈ることと、
願うことを考えながら、
独り言のような曲として作ったPRAYER

普通の曲だとインタビューでは
仰っていましたが、
個人的にカップリング曲の中で
隠れた名曲だなと思っています✨


いかがだったでしょうか✨
PRAYERを紹介させていただきました。
これ読んで伝わらなくとも、
曲を聴いてくださって
フジファブリックの良さを
楽しんでいただけたら、
とても嬉しいです✨

また次も気まぐれで
一曲ずつ紹介と思ったことを
投稿したいと思います✨


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