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会社に広報、なぜ必要?真剣に語り合っても答えはバラバラ、でも少し似ていた私たち<後編>

企業の広報担当…みなさん、どんなイメージを持っていますか?

プレスリリースを書く人?社内のイベントでやたら写真を撮っている人?たまに取材が来たら対応する人?突然「ちょっと話を聞かせてください」とか言ってやって来る人?

どれも間違っていないけど、あの人たち、何ができたらゴールなの?
私たちは4人でつくる株式会社アールナインnote編集部。今日はそんな現役広報の私たち自身も実は疑問なこと、突っ込まれるとちょっと苦しいこと、それでも日々考えていること・・・言葉にしにくいあれこれ全力で語り合ってみます。

ちなみに、この記事の前編では、広報になる前に抱いていたイメージや広報の目的って何?といったテーマを語り合いました。
https://note.com/r09r09r09_/n/n30ac4cd91eeb

メンバーは、笑顔と気さくさ、気遣いが光るゆりーか、人懐っこさ120%の変わり者ほりかな、斜に構えているけどたまにそれっぽいことを言うみなお、現れるだけで背景にひまわりが咲くアールナインの太陽・なつきさん。

社内で自分の存在意義に迷い、ふと立ち止まることもある、ちょっと特殊なお仕事・広報。同士の方々も私たちと一緒に、少しだけ考える旅に出ませんか。


■社内広報・社外広報それぞれの「面白さ」「やりがい」

なつき それじゃあ、広報のおもしろさって何?みなおどうぞ!

みなお え、おもしろさ・・?(笑)
外から見た自分たちのイメージを知ることができること、は一つですかね。当たり前だけど、メディアとか社外の方は同じものを私たちと全然違う角度から見ています。私も転職するまでこの会社のことなんて、何も知らなかったので、そういう相手のニーズを拾った上でどういう見せ方をすれば響くかとか、あれこれ考えるのは有意義ですよね。

なつき 確かに、外からのイメージって次第にわからなくなってしまうよね。

みなお 本当に。つい自分が良いと思っているものを、思いのまま伝えれば伝わると信じてしまいがち。でも、相手のことを理解しようとすることを諦めなければ、向こう側から見たアールナインの良さを教えてもらえるのは、確実におもしろさの一つじゃないでしょうか

なつき なるほどねえ。ゆりーかはどう思うかな?

ゆりーか 私は社内広報の観点から。まず広報という立場でメンバーの皆の話を聞ける機会があることが、すごくありがたいです!!

みなお それは間違いないです。

ゆりーか メンバーインタビュー(新しく入った方を紹介するため本人にインタビューして広報が記事を作る)という貴重な時間をもらって、深く知れるのは本当にありがたいです。普通にメンバーとランチに行っても、幼少期の話なんて聞けないですよね?(笑)

みなお ゆりーかさん、メンバーインタビュー大好きですよね。

ゆりーか うん(笑)拡大期で若いメンバーがどんどんメンバーが増えている中で、私は色んな方と接点を持てて、仲良くなりやすい立場にいさせてもらっていて。「広報のゆりーか」と認識されて、声をかけてもらえることが嬉しい。写真を撮っていると「よっ、広報」といじられるけどね(笑)

なつき ほりかなはどうなのかな?兼務1か月目で生みの苦しみも味わっていると思いますが!

ほりかな 私は単純に、会社の認知広めるために、メディアという広大な草原に自分の記事を発信できるっておもしろい仕事だな~と、思っています。みなおの言うように、受け手の側になって発信するということが難しさではありますけど、色々工夫することにはおもしろみを感じ始めています!

みなお 逆になつきさんって「おもしろい」とかあるんですか?日々、使命感に燃えているのは知っていますが(笑)

なつき おもしろい...というか嬉しいな、って瞬間はたくさんあるよ(笑)私はやっぱりメディアに取り上げられた後、皆が喜んでくれることが嬉しい。メンバーインタビューでみんなが頑張ってきたことをいきいきと語ってくれる表情も大好きなんだよね。

みなお 皆が喜んでくれると、具体的にどんな効果があるんですかね。

なつき 例えばあるメンバーが雑誌の取材で取り上げてもらって記事になった時、ご家族から初めて「アールナインに入って良かったね」と言われたそうなのよ。メンバーだけじゃなくて、その家族も安心させることができるって、なかなか素敵な仕事じゃないかなー?

■「つながりを生み出す。」難しさや私たちが目指す姿

なつき 広報の今の課題コーナー、いきましょうか!

ゆりーか じゃあ私からいいですかー?メンバーが増えるにつれて、「いつメン(いつものメンバー)」とばかり話してしまうこの状況をどうにかしたいなあと。

みなお 人間って、放っておかれると本来そうなるんでしょうね。「いつメン」とばかりしゃべるのは、なんでだめなんですか?(笑)

ゆりーか 多様な人がいても、中で循環していないなら多様な組織じゃなくない?早く帰る方は早く帰る、在宅の方はずっと在宅。働き方が自由だからこそ、逆に交わらない部分があると思って。もっとシャッフルできる素地はありますよね?春には新入社員も来る。その時、更にみんなが楽しく働けるような施策をしたいです。他の人を理解するために対話するにも、まず誰かが介在しないと対話が生まれないこともあると思うんです。

なつき 一気に仲間が増えると会社に対して他人事のように感じて、新しい人への興味関心も薄れてしまうかもしれないね。だからゆりーかは、ランチでの交流とか色々な施策を提案してくれているよね。

ほりかな 私からもいいですか?私たち広報って社内のチャットで何かと周知することが多いので『お知らせ役』みたいなイメージあると思うんです。でも、なんていうのかな、広報だけが大声を上げて『みんな聞いてー!こんなことがあったよー!』って叫ぶのは少し違うのかなって。もっと社内の人を巻き込んだり、何故こういう動きをしているのかという目的を伝えて、広報的視点をシェアできたらいいな~なんて思ってます。

なつき 広報視点をもっと共有して、色んな人の知見で多角的にこの会社を見せたい、ということかな?私はアールナインのファンを作るとよく言っちゃうけど、ファン作ってそれで?みたいな感じ?かもしれないね。

ほりかな 私は広報に入って初めて、アールナインの何が話題に出来るのか考えるようになりましたが、意外とこういう視点は、誰しも持てるのかも、と思います。広報以外のメンバーと日常の会話の中でも話題が生まれたらいいですよね。

みなお 私はなつきさんの「ファンをつくる」も、間違っていないと思います。先ほどの広報の目的の話でも、「色んなもののベースとして、色んな役割が求められている気がする」ってゆりーかさんが言いましたが、まさにそうですよね。

なつき うーん、そうだよね。

みなお 社内外問わず、つながりを作る方法は一つではないから色々するし、つながりの結果、何かが生まれるかもしれないから、その何かを生み出す土壌を作るイメージです。ファンや信用をつくるって、愛してくれる人、信じてくれる人をつくるってことでしょう?お金で買えない関係構築のベースを作ること、PRのR(リレーション)って、そういう概念だと思います。

なつき 『つながりを作って、それで何?』って言われたらちょっと苦しいけど、そこから生まれる何かのもとになるものみたいな組織にそういうものが必要だとみんなに思ってもらいたいわけよ。

みなお 広報の漠然さは、どの会社も悩んでいるように思いますね。手始めにこの対話会の内容を記事にして投稿してしまうのはどうですか?

ゆりーか え、これを記事に?

みなお だめですか…?(笑)


第1回広報座談会の記念に!


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