見出し画像

珈琲

 珈琲の香りも味も一年前とは変らず嫌い

 一つ変わったとしたら珈琲の香りも味も私の中では特別なモノに変わっていった事。

 そんなふうに変われたのは、多分今も貴方が私のそばで笑って、怒って、はしゃいで、泣いてくれているからなんだと思う。あれから、時間が過ぎて

 初々しさは、前より少なくなったけど、それとは別の感情や幸せがわたしの心臓や身体を満たしてくれていて、このまま、また同じ時間が経つんだろうかと思うと幸せの気落ちが止まらない

 これから同じ時間と同じ季節を貴方と過ごせると思うとこんなにもあの頃の記憶が愛おしくて遠いモノに変わっていくんだよね

それでも、私は多分珈琲の香りと味は嫌いなままだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?