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まずは3ヶ月、からはじまる小さな奇跡

何かを成し遂げたかったら、小さくてもコツコツ積み上げるしかない。

これは私自身、この2、3年で強く実感したことでもある。
noteの更新も英語学習も、1日単位で成長を感じることはできないけれど、1年経ったあたりでふと振り返ってみたとき『気づけばこんなところにきていた』と思った。

noteに関していえば、そのくらい時期から少しずつ自分を取り巻く環境が変わっていて気づけば独立までしていた。
英語も少しずつ手応えが得られるようになってきて、仕事でも使えるようになってきたので、次の1年、2年でnoteによって人生が変わったのと同じくらいの変化を起こせるかもしれないな、と私自身わくわくしている。

行き詰まったときはついドラスティックに人生を変えるような決断をしたくなるけれど、本当に人生が変わる瞬間は、案外静かに訪れるものなのかもしれない。
振り返ってみて、『あのとき私の人生は変わったのだ』とふと気づく。
そのくらいゆるやかにしか、人生は変わらない。

***

そしてこの3ヶ月間は、他人の成長からもコツコツ積み上げることの偉大さを目の当たりにした。

夏から#EnglishChallengenoteチャレンジという2つのコミュニティを運営し、ときに励まし合い、ときにフィードバックしあいながら時間を過ごしてきた。

英語も文章力も、1日で急に成長したりはしない。
むしろ日々報告する中で『今日は決めたことができなかった』とか『今回の出来はいまいちだった』とか凹むこともあるし、成長曲線は直線ではなく階段状なので、なかなか成長が感じられない『停滞期』も訪れる。

それでも、どちらも3ヶ月のコミュニティを終了してみて思うのは、たった3ヶ月でも人は劇的に変わるということだ。

英語のコミュニティでは、先日開催したお疲れ様会でみんなに背中を押されてオンライン英会話をはじめ、少しずつ頻度を上げて今では毎日やっています!とか、勉強時間ゼロだったところから1時間は確保できるようになりました!など、嬉しい声がたくさん聞けた。

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noteチャレンジの方も、少しのフィードバックだけでめきめきと文章力を上げ、思わず「何もアドバイスすることないです…!」と言ってしまうほどみんなnoteを完璧に使いこなしてくれていて私が一番びっくりした。

もちろん自分自身もこの3ヶ月でみんなから学んで成長を感じた部分はあったけれど、自分とは毎日付き合っている分、成長を過小評価してしまいやすい。

だからこそ今回みんなの成長に驚き、改めて継続と習慣の威力に驚かされた。

そしてもうひとつ強く感じたのは、毎日の努力を褒め、ときどきアドバイスや叱咤激励を送り合い、喜びの報告ができる場所があることの心強さだ。

お疲れ様会も話していたのだけど、大人になると褒めてくれる人もいなくなるし、強制的なテストもないのでどうしても勉強を継続させるのが難しくなっていく。
でも同じ志を持つ仲間がいることで、褒めあったり励ましあったりしながら続けることができる。
私もテストでいい点数をとったり海外メディアから依頼がくるなど嬉しいニュースがあったときには、毎回いの一番にコミュニティ内でシェアしてきた。

そんな心理的安全性の高い場所がたった3ヶ月でできたことも、大きな発見だった。

たった3ヶ月、されど3ヶ月。
90日ではさすがに人生が180°変わったりはしないけれど、45°くらいは変わるかもしれないし、目指す方向が見つかるかもしれない。
『まずは3ヶ月』から、人生は小さく、でも確実に変わっていく。

どんないい習慣を自分の中に持つかが、人生の質を変えるのだと思う。

『早く行きたいなら1人で行け。遠くへ行きたいならみんなで行け』
という有名な言葉があるけれど、『みんな』ならもっと遠くに行けるのは、道中をあっというまに感じてしまうくらいに、苦労よりも楽しさがあるからなのかもしれない、と気づけたのもこの3ヶ月の経験があったからこそだ。

***

開始当初は、『一旦3ヶ月だけやってみようか?』と軽いやりとりからはじまった#EnglishChallenge

合計半年やってみて、何より自分たち自身が純粋に日々楽しくて、来年1月から本格的に継続型のコミュニティにしていこうか、という話になりました。

リニューアルに合わせて、コミュニティラジオや公式noteでの発信など新しいことにも取り組んでいく予定。

ちなみに11月・12月はその助走期間として、2ヶ月限定のメンバーを募集しています。

英語の能力を上げるのはもちろんのこと、英語を使ってどうキャリアを形成していくかとか、英語を使った仕事の紹介や、英語学習ツールのトライアルやフィードバックなどもゆくゆくやっていけたらいいなと思っているので、興味のある企業さまからのお問い合わせもお待ちしています!

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数年後、思いもよらなかった遠い場所にたどり着くために。
『まずは3ヶ月』の奇跡を実感できる人が増えるといいな、と思っています。

(Photo by Tomomi Isa

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