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開幕前に抑えておきたい今年の #イチオシ選手

長い長い冬が終わり、やっとプロ野球開幕の日が見えてきました。
開幕前といえば、今年の戦力を分析し展望を話し合うのが野球観戦のたのしみ。

ということで、先日野球サークルのみんなとZoomで今年の戦力について語り合った飲み会が面白かったので、それぞれのイチオシ選手を紹介したいと思います。

▼野球サークル

1.  信頼のブランド「ソフトバンク育成枠」からきた期待の若手

まずは私自身のイチオシ選手から。
私はもともとホークスファンで、東京にきてから神宮に通い始めたヤクルトファン。
実はヤクルトとホークスは関係が深く、ホークス選手のヤクルト移籍がわりと頻繁に起きます。

古くは新垣と山中がトレードでヤクルトに移籍していますが、2017年あたりからはホークスを戦力外になった選手をヤクルトが積極的に獲得しています。山田(大)や寺原がまさにこのパターン。

こうした経緯もあって、ヤクルトファンは毎年シーズン終盤になると「さて今オフはホークスからどの選手をもらおうか」と議論が巻き起こるほど。
ホークスファンの私としては、なかなか現地で見られなかった選手を神宮で見られるようになるのはとても嬉しく、毎年獲得のニュースを楽しみにしているファンの一人でもあります。

そんな中、今年はなんと育成枠から若手選手を獲得!

ホークスは育成枠まで入れるとものすごい数の選手がいるので、私もこのニュースを見てはじめて長谷川宙輝の存在を知ったのですが、すでにオープン戦で大活躍する姿を見て改めて「場所を変える」ことの意味を感じたりもしました。

「育成枠」と聞くとまだ一軍では通用しないようなイメージを持ってしまいますが、長谷川は支配下登録後から他球団の一軍選手相手に2セーブをあげるなど大活躍。
「育成」と「支配下」を分けるのは、能力だけでなくチーム事情やタイミングの問題なのだと改めて考えさせられます。

そもそも、ホークスの育成枠は千賀や甲斐を筆頭に、周東、牧原、釜本など期待の若手を次々と生み出してきたことで有名です。
粗削りでも光るものがある選手を育成選手として確保し、才能を開花させていく。

単に頭数を揃えているだけでなく、磨けば光る「何か」を持っている選手が集っているからこそ、ふとしたきっかけでブレイクし、球界を代表する選手へと育っていくのだと思います。

長谷川のピッチングも、コントロールの精度など粗削りな部分も多々あります。
それでも支配下登録されたばかりだとは思えないほど堂々とした佇まいに、これからの活躍を期待せずにはいられません。

ヤクルト戦を見る際にはぜひチェックして欲しい選手です。

2. 捕手王国・広島で頭ひとつ抜けるのは誰か?

サークルにはそれぞれの球団ファンが集っているのですが、話していると自分が想像以上に贔屓球団以外の情報を知らないことに驚きます。

今回のZoom飲みでは、広島の捕手層の厚さに驚かされました。

広島ファンのりんださんがおすすめしてくれたのは磯村嘉孝。

広島のキャッチャーといえば會澤のイメージが強いですが、挙げてもらった磯村以外にも石原、板倉、中村奨成とリードやバッティングなどそれぞれに魅力のある選手が揃っているとのこと。

野手はスタメン選手以外なかなか他球団の選手を知る機会がないので、意識して見ないと各球団の層の厚さを感じる瞬間は意外と少ないなと改めて感じました。

広島の捕手陣について話していると、話題は「ジョンソン専用機」こと石原の話題に。
ジョンソンは「アメリカに連れて帰りたい」と話すほど石原のことが大好きで、登板の際は必ず石原がマスクを被るほど強い信頼関係があるのだとか。

キャッチャーは他の野手と違い、ピッチャーとの相性が出場機会に与える影響も大きいポジション。
その「相性」は何によって作られるのだろうね、と議論が白熱した飲み会でした。

3. タナキクの後継者はすでに育っていた!

二遊間好きとして、守備のうまい若手の情報は気になるところ。
広島といえば田中と菊池の二遊間ですが、おかもとさんによると小園と羽月の高卒ルーキーコンビがすでに二軍でしっかり育っているようで、これからがとても楽しみ!

ちなみに、12球団の二軍成績をまとめたnoteがあることも教えてもらったのですが(このnoteめちゃすごい)、守備指標を見るとたしかに小園ー羽月コンビの活躍が目覚ましい。

あと個人的に面白かったのは、羽月のあだなが「ルーペ」なこと!笑
読みが「はつき」なので、「ハズキルーペ」とかけてルーペ…!笑

今シーズンから「ドビー」に変わったらしいですが(小柄だから)、小柄なのにこれだけの身体能力があるのも期待値が高まるポイントです。

ちなみに羽月と二遊間を組む小園くんは私も応援している期待のショートなのですが、大洲寮を紹介する動画がかわいかったのでこれもぜひ見て欲しい…!

というか、広島は公式SNS一切やってないのになぜYoutubeだけ公式アカウントをはじめたんや…!SNS戦略をぜひ聞いてみたい笑

4. 筒香の後をつぐ新キャプテンへの期待

実はプロ野球チームにもキャプテン制度があります。
球団のスター選手が就任することが多く、インタビューを受ける機会も多いため、新キャプテン就任はファンの中でも毎年注目度の高い話題です。

メジャー挑戦のために抜けた筒香の後を次いで、今年ベイスターズのキャプテンに就任したのは佐野恵太。
常に試合に出ているわけではないため、他球団ファンの中には知らない人もいるかもしれません。

Zoom飲み会の中で、すぎうらさんが佐野の名前をあげたあと「とりあえずこれを見ていただきたくて」と再生しはじめたのが佐野恵太のFOR REAL。

FOR REALはベイスターズがオリジナルで作っているシリーズで、選手が活躍したシーンにいたるまでの裏側を追うドキュメント仕立てになっています。

序盤から淡々と語られる佐野の言葉を「ふむふむ」と聞いていると、徐々に「あれ…?」となっていき、「ああ〜〜〜そのことだったのかこの動画〜〜〜〜!!!」と一気に笑いに持っていかれてしまいました。
この動画を一回見たら、もう一度頭から見直したくなるはずです。

他球団ファンとして、筒香のあとのキャプテンが佐野になったことにやや驚いていましたが、すぎうらさんに教えてもらった動画を見て、なぜ佐野が選ばれたのかがわかったような気がしました。

筒香は多くを語らず、実績と自分の姿勢によって引っ張っていくスタイルのキャプテンだったと思います。
一方で、佐野は積極的にチームを盛り上げ、雰囲気をよくするために自分ができることならなんでもやっていこう、というタイプ。

「今年一番笑った146試合分の1位」に選ばれたことからも、その明るいキャラクターが伝わってきます。

横浜ファンの間では発表前から「新キャプテンは佐野なのでは?」と話題になっていたようで、プレー以外の部分でもチームに貢献することがキャプテンの能力のひとつでもあるのだなと思いました。

もちろん昨年プレーでも活躍していたので、キャプテンになったことでさらなる活躍が期待していきたいですね!

あと、すぎうらさんが書かれていたSnapCameraを使ったリモート背景の設定も参考になったのであわせてどうぞ。

***

6/19の開幕に向けて、練習試合の配信を見ては選手たちのプレーに期待を高める日々。

贔屓球団はもちろんですが、今年はコミュニティを通して他球団の選手にも注目して、「好き」の幅を広げていきたいなと思っています。

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