【12/25】今週のリテールトピック #新小売概論
「新・小売概論」では、毎週海外ニュースを4〜5本ピックアップし、海外トレンドをベースにアパレルや小売を取り巻く環境について考察していきます。
国内ニュースのピックアップは毎朝NewsPicksでも行なっていますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
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今週の主要ニュースはこちら!
1.なぜ女性向けの洋服の方が単価が高い?「Pink Tax」の不思議
(Why Fashion’s ‘Pink Tax’ Means Women Pay More)
2.NikeがStitch Fixとの提携を発表。Amazonとの関係強化へ
(Nike to partner with Stitch Fix, expand Amazon tie-up)
3.ECで注文した商品の返品をお金に変える
(There's money to be made in returning e-commerce order)
4.Walmartがパーソナルショッピングとキャッシュレスストアの実験を開始
(Walmart Is Testing Personal Shopping and Cashier-Free Stores)
5.2017年は、小売業者にとって実質的な決算の年だった
(2017 was the year of retail’s existential reckoning)
1.なぜ女性向けの洋服の方が単価が高い?「Pink Tax」の不思議
記事URL:https://www.businessoffashion.com/articles/intelligence/why-fashions-pink-tax-means-women-pay-more
しかし、直近数年間で男性の購買行動は変化し、長年言われてきた「男性は買い物を好まない」というステレオタイプは過去のものになりつつあります。
男性のファッションがより進化し、テクノロジーが洗練されたことで、紳士服市場は婦人服市場より(わずかに)成長しました。
However, the last few years has seen a shift in men’s shopping habits, with the long-held stereotype that men hate shopping becoming a thing of the past. With men’s clothing becoming more fashion-forward and technically sophisticated, and the menswear market growing (marginally) faster than womenswear.
同じブランドの同じシリーズで比較した場合、紳士服よりも婦人服の方が単価が高いという「Pink Tax」についての解説記事。
個人的には紳士服の方が1点あたりの金額が高く、女性の方が安価に洋服を楽しめるイメージがあったので、同じブランドで比較すると紳士服の方が安いという話には衝撃を受けました。
女性の場合は、低価格〜中価格帯のブランドが充実していますが、男性はこれまでファッションを楽しむ人は百貨店で買い物をするようなファッション好きの層に限られていたため、「男性の方がファッションにお金がかかる」という印象が強かったのかなと思います。
ちなみに、男女間でどのくらい価格が異なるかというと、平均して8%ほど女性の方が単価が高くなるのだそう。
(On average, women paid 8 percent more than men for similar items of clothing.)
なぜそんなことが起きるのか?という疑問への回答がとてもわかりやすく、勉強になったのでご紹介します。
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