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道の駅と栗と郵便局(1)

みなさま、おはようございます。
かなです!
昨日はなんとも珍しいことがありましたので、ペンならぬiPadを執りました。
ドライブ!
そうドライブ!
結婚前はボチボチとありましたが、ここ数年「車に乗りたくない」症候群にかかった彼。
買い物に行く時もイヤイヤです。
それが、朝「走りに行くか、クサクサしてきた」といい出しました。
「えっ、えっ、ドライブなのお?ドライブって自転車じゃないよね」とかわけわからんことを口走ってしまいました。
なにしろ免許がないもんで、乗せてもらうことしかできないわたし。
はい、どこへでもお供します!

行き先は数年前にできた道の駅したら。
栗が欲しいらしいです。
ワクワク気分で、コーヒーまでマイボトルに詰めちゃいましたわ。
それでも念入りに顔塗ってたら、「何やっとんだ、いくぞ」の声。
そんなに焦らなくてもいいのに。
言い出してから40分くらいしかたってないのよ。
女はすぐには出られないの、わかんないの?
男ってそういうとこ、ダメよね。
それでも久しぶりのドライブがうれしくて、顔は崩れたままです。

「なるべくいい道走ってね、わたしコーヒー飲みたいの💖💖💖」
「そんなもの知らんがな。路面見とけ」
マイボトルの小さなコップに少しのコーヒーを入れて両手でしっかりと持つ。
時々ズルズルって音をたてると、「自分ばっかり飲みやがって。運転手を大切にせえゃ」と。
はいはい、ごめんなさいね。
底に残ったわずかなデミタスクラスのコーヒーをわたしてあげる。
「あのね、運転しながらパンとか食べたら、なんかの違反に抵触するとか言ってたよね」
「知らんよ。テレビばっかり見てるからそういうこと言い出すんだよ。本読め、本」
「テレビなんかほとんど見てないよー、つまらない」
われわれの会話の方がよほど非生産的でつまらないかもな、と彼が言った。
そうかもね。

途中から土砂降りになってきました。
ほとんど町などない山道を走っているので、あまり関係がいなけれど、対向車が来たり、集落に差し掛かると、とたんにゆっくり。
やさしいね、あなた。
いや、常識だよね。

なんか郵便局で止まったぞ。
財布と通帳を持って降りて行った。
前から旅行貯金とかいって、郵便局に寄っているのは知ってたけれど、一体何をしているのか。
後からついて行ってみた。
「何をしているのか」と言っても、窓口で手続きしているに決まっている。
「なんやねん」←彼
「なんやねーん」←わたし
だれもいないのでふざけてみた。
局員さん、爆笑。
「恥ずかしいやっちゃな」
「くじら山さま、お待たせしました。こちら通帳と風景印ですね。これでよろしかったですか」
「はい、ありがとうございます」
「どちらから来られたんですか」
「豊橋です」
「ああ、お近くだったのですね^^お気をつけて」
なんかいろいろと局員さんと話してんだな。
「いつもあんなふうに話するの」
「話しかけてくる人は多いよ。なにしろ日本中の郵便局の局印が捺してあるし、住所変更もされてるけど、新しい住所は書かれていないしな」
「遠くに来て話しかけてくれる人ってなんかうれしいね」
「ふふっ、かなもやったらどうだ?歩いて行ける局とか、バスで行くとか。豊橋市内だってたくさんあるで」だそうです(笑)
しかし金額は500円。けちかいっ!

小樽市と田原市の郵便局が並んでいるのだ。そりゃあびっくりするわな。
なかなかかわいいでしょ、鳳来海老郵便局の風景印です。

さらに20分ほど山道を走って道の駅したらに着きました。
土砂降りの雨のせいか、ガラガラです。
駐車場には電車が止まってる。
大型トラックが1台、乗用車が10台くらいかな。
相合傘で店内へ。
「まず栗だ、栗!」
楽しみにしてた割には笑ってないぞ。
わたし、はしゃぎすぎたかな。
まぁいいや、たまにだもの、許せ。
後半に続く〜(かな?)

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