シェア
きゅーり
2023年6月11日 22:26
浅田次郎 著主人公は定年退職を迎えたサラリーマン。送別会後の地下鉄で倒れ、死の淵を彷徨いながら、自分の過去を振り返り、辿ってゆく...。***なんだか父の人生を覗いているような気持ちで読んだ。もちろん、全く同じ境遇ではないのだけれど。親を知らない主人公は、不幸を決して不幸と思わないよう、自分の実力だけで、必死に普通を目指した。父の感覚がほんの少しわかったような気がして、読み
2020年8月3日 09:12
今日は全冊制覇目標の浅田次郎さん著書。第117回直木賞受賞「鉄道員」全部で8つの物語が込められた短編集だ。昔、映画化された”鉄道員”は一番最初の短編。そのほかに...”ラブ・レター””悪魔””角筈にて””伽羅””うらぼんえ””ろくでなしのサンタ””オリヲン座からの招待状”このnoteを書くために、改めて何年かぶりに読み返していたら、ボロボロ泣いてしま
2020年7月30日 09:22
蒼穹の昴浅田次郎著数年前から浅田次郎さんの本を全冊読む!というのが目標。 いつ達成されるのか、しかも全部で一体なん冊あるのか、把握もせずに掲げている。なんてこった。 初めて読んだ浅田次郎さんの本は、たしか「王妃の館」だったと思う。これまた父に薦められて読んだ。 この一冊でもっと読みたい!と思ったのがきっかけ。 王妃の館についてはまた今度。 *** 今日はとりわけ