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2018年6月28日 19:15
ノクチルカ
チクタク
海面下のノクチルカ 小意思を投げたら光りだす邪魔しないで そう聞こえて来るようだ真っ暗闇のノクチルカ 深いところでは月のように帰りなさい ここに出口はないですよ私綺麗でしょ赤く染まるノクチルカ 怒りを思い出すよに声は波にさらわれて 聞こえはしないけど私綺麗でしょ手を振ってまたがないことを噛み締めて光放てノクチルカ私綺麗でしょ・商用利用 :可能・二次利用 :可
2018年6月22日 10:43
線香花火
空を彩る打上花火俺はいつでも線香花火見える範囲だけでいい君の顔だけ見えればいい思えばたくさん溢れて逸らした分だけ溢れて肌の温度は365春から冬も365君との距離はどれくらい火をつけ線香花火また来る同じ季節でもまだ見ぬ同じ季節かな思えばたくさん溢れて逸らした分だけ溢れて空を彩る打上花火俺はいつでも線香花火見える範囲だけでいい君の顔だけ見えればいい・商用利
2018年6月14日 14:41
水たまり
強がってあてがった手の平に水たまり君の眼鏡に映るスマホの星占いいい時は信じて悪い時は信じないなんて前向きなんだろう本当にシンプルになるには星は厄介だゾロ目のデジタル時計に喜んだり静電気をやたら怖がったりスプーンを無理やり曲げたり岩になった鬼を読んで泣いたり転がって転がってここまで来たよ強がってあてがった手の平に水たまり土に注いで花が咲き いつかは枯れてしまうのも忘れが
2018年6月7日 23:26
まほろし
幻のように儚い別れ道さしては変わらん景色も遠くになるほどに小さく強くさしては変わらん背丈もひとり通れる細道に体を寄せて歩けば時間が語りかけ針を戻すヒグラシ鳴いて目が覚めた真夏の夜のまほろし息も止めたくなるような真夏の夜のまほろしすこしの水をくださいと塞がりそうな喉に涙を飲んだ君の声がかわいた瞳を潤したヒグラシ鳴いて目が覚めた真夏の夜のまほろし手の込んだ冗談も
2018年6月1日 10:19
なぞなぞあはせ
花を飾る君はモノクロを憂いて時間を気にするのは怖いのか癖なのか喜びを感じる時にうつむくのは何故だろうまたひとつ知ることができたまだひとつも答えは知らない情熱を消えないように火を起こすように包むように不安からおそってきそうなら灯りをつけて確かめて眠りについた頃わからぬようにドアを閉め気づかないふりたぶんそうまだ答えは言わないで君となぞなぞあはせ君となぞなぞあはせ