マガジンのカバー画像

チクタク歌集

216
良かったら聴いてください。
運営しているクリエイター

2016年7月の記事一覧

憂う

チクタク

00:00 | 00:00


憂うことばかり 何をみても聴いても
向かい合う そぐわない顔と何回
向き合う 剥き合う

吐く息の白さに身が縮み 
後ろめたさを感じる身体は曲がる
そこにある無音の美しさに
嫉妬する 嫉妬する

それでも現在を変えることで
過去は渦巻いて薄まって行く
あるがまま あなたへと向かう
我儘な我儘な蟠り

三稜鏡の様な心はどこに向かう
それは深まる愛を紡ぐ

もっとみる

read

チクタク

00:00 | 00:00

本を読む君を眺めてる ときより首を傾けて
眉間のしわの迷いとか 耳たぶ触る不安

sodaのような毎日
胸いっぱいにさせる
拗れて固くなった心を
涙で緩めてる

港は明るく光る 迷わないように
まぶしいよ まぶしいよ何も見えないよ

羽虫のように弱い羽を
全部使ってばたつかせる
光と闇を行き来したり
いつになったら終わるの

read your mind
許せないのは自分の心
read your

もっとみる

tonight

チクタク

00:00 | 00:00

寝付けない夜は銀河に乗り
窓からの景色 目に写す
写真のように止まった時間
君が向けるレンズの先

tonightあまりにも長い
tonightあまりにも早い

ボタンの外れたシャツ
どうにも首だけ寒く
季節外れのマフラーを
言葉を遮るように巻く

tonightあまりにも長い
tonightあまりにも早い
tonight pick you up
tonight

君までの長い沈黙も
僕の長い溜息

もっとみる
00:00 | 00:00

濡れた髪のまま街に出る 乾くまでの間だけ
仄かな香りが君と 歩いた時に戻る
他に何もいらないなんて
言うもんじゃないよ
目に沁みてなんだか 泣けてきたよ

上みよう 転けたって ぶつかったって
かまわないよ 果てない旅に
君という宇宙の中で

星霧の中で揺れる声に呼ばれ
星河を渡りここまで来たのに
君は星屑になってしまった

上みよう 転けたって ぶつかったて
かまわないよ 果てない旅に
君とい

もっとみる

70億

チクタク

00:00 | 00:00

夜の声 たよりに 穴の開いた空から
もれる光 あてにして 境界線 立ち竦む

無数の足 行く手阻む 風と雨が100年かけ
つくる緑 ただあなたは 燃やすだけ 灰にする

メランコリーはそばにいる
足音たてずに ずっと
鳴り止まないサイレン
海の上彷徨う

沈む体 心拍数 うもれる声 くいしばる
水もれの ポタポタが 酸化誘い サビて行く

メランコリーはそばにいる
足音たてずにずっと
鳴り止まな

もっとみる
00:00 | 00:00


愛は不変いや普遍かもとか
言ってみたり 絵空を書いて
虹をかける その術を知る為に
足掻いて泣いて働いて眠る

悩みも迷いも恋も夢も
手に入れた時には終わっている
たいしたもんじゃない
たいていは忘れる 忘れる

ウェルギリウスは言ってたよ
生きる限りは歌いながら
道はそれだけで退屈じゃないって

君が進むから
道は違うけど
子の刻でまた会おう
時計はまわる

ウェルギリウスは言ってたよ
生き

もっとみる

For my life

チクタク

00:00 | 00:00

海のほとりで 揺れながら
月夜に浮かぶ 月を見ていた

まるであなたのよう青黒く漂う
まるく光る 涙の波紋

手を振るあなたを見送り
わたしは深くうなだれた
まるで砂の城が音もたてず崩れてゆく

笑い返すあなたの顔は淋しさが滲んでいて
わたしは目を逸らすだから祈ったんだ
神様、本当に図々しいけど
これだけは叶えて欲しい そのかわりに

If Mr jin is there please prot

もっとみる

raven

チクタク

00:00 | 00:00

raven
夜を撒き散らして踊れ
ミッドナイトなフィードバック
嫌われようが∞の字かけよ
飛べなくなっても地を這うよ

raven

光る物はもらって行くよ
俺は闇そのものだから
腹が減ったらなんでも食べて
あんたらが捨てたもんを掃除する

raven

闇夜に光る声なき声を
救いあげることでしか
道はないよ言ってるよ
いい奴なんだか どっち

raven…

・商用利用 :可能
・二次利用 :可

もっとみる

砂の月の上

チクタク

00:00 | 00:00

空がちぎれて 黒が滲んで
色が奪われても 生まれる
何を見てきたの 私はいま
最初から独りだったじゃないか

カサついた肌 触れ合う度に
奪われた涙 思いだす
裸足のまま あの頃のまま
走り出す前のまなざしを

君が笑った 砂の月の上
君が踊った 砂の月の上
綺麗な瞳で 砂の月の上

・商用利用 :可能
・二次利用 :可能
・著作権 :チクタク
・改変 :可能
・コピー :可能
・シェア :希望

もっとみる

葉の行方

チクタク

00:00 | 00:00

愛を歌う 1番したいことだけど
何を迷う 1番したいことなんだろ
海に浮かぶ 潮の満ち引きのように
揺れるのが 心だと思うから

またひとつ 嘘を重ねてゆく

散らばった 貝殻にひとつ
言の葉を 詰め込んで
海の底に 沈めておいて
真っ暗でも 在る事は確かだよ

またひとつ嘘を重ねてゆく
きっとひとつ本当が隠れてるよ

その葉が海を渡る羽になる
その葉は海に浮かぶ舟になる
またひとつ言の葉は旅立っ

もっとみる