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quodインターン生のエリアリサーチ体験記/前編

quodインターンの鈴木くんは島根県津和野町という中山間地域出身。地方とのかかわりを考えたいという想いから、大学進学を機に東京で生活しながらインターンを行っています。彼は今年二月に大学生7人とともに津和野を訪れ、5日間のプログラム運営をおこないました。それらの取り組みと共に、地方に関わる想いをレポートします。

自己紹介

quodインターンの鈴木です。東京大学の2年生で、工学部都市工学科に進学予定です。quodには昨年12月から関わっています。

僕は、都会から地方の高校に入学できる仕組み「地域みらい留学」を利用して、島根県津和野町で高校3年間を送りました。そこでの生活から地域とのかかわりに関心を持っています。

大学進学に伴い町を離れてから、町外からどのようにまちと関われるか模索するようになりました。今回は、自己紹介を広げながら学生と地域のかかわりを事例として紹介していきます。


島根県津和野町

島根県津和野町は山間に位置する人口7300人ほどの小さなまちです。
歴史ある街並みが観光客に人気で、山陰の小京都とも呼ばれています。

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しかし、人口減少は著しく、高齢化率は5割に迫っています。
日本が今後直面するであろう社会問題の詰まった町とも言えます。

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僕が所属していた津和野高校は普通科の公立校で、町唯一の高校です。全校生徒は200名に満たない小規模校です。

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写真:津和野高校、山頂に見えるのは津和野城跡

津和野高校も例外ではなく、生徒数の減少に悩まされていました。
そんな中始まったのが「地域みらい留学」と呼ばれる取り組みです。生徒数確保のため県外入学者の受入を開始するほか、高校や地域での教育を充実させるために町営塾の設置、高校と地域をつなぐコーディネーターの設置などが進められました。

町での生活と学び

僕も県外から入学した生徒の一人です。
生活する中で僕は竹林に興味を持ちました。北海道には竹林が無く、津和野に来るまで竹に触れたことが無かったからです。
地域の方や農林課の方にお話を伺う中で、近年竹林が放置される状態が続いていること、そして現在の竹林管理は補助金に頼らざるを得ない状況となっていることを知りました。経済合理性を失った結果、竹林が利用されなくなったことが主な原因です。

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高校生の自分でもできることとして、金銭的な利害関係に依らないコミュニティによる管理を目指すことにしました。具体的には、高校生主体で自由に竹林を利用できる状態をつくりました。

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例えば、地域のお祭りに出店するときに竹でテントを作ったり、タケノコを掘ってたけのこご飯を作ったりしました。

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竹林整備を目的としたこの活動も、結果的に高校生の学びにも繋がりました。
活動する中で自身の関心が明確になり、日常生活では関わることのない方との会話がまちを重層的に捉える機会ともなりました。

その経験から僕は、放置竹林問題など表面化する社会問題の根本にある要因として、また自身の学びが生まれる場としての「まちの関係性」に関心を持つようになりました。建築や都市工学の視点を通してまちを捉えなおしたいと考え、卒業後は大学で建築を学ぶことに決めました。

大学在学中にやりたいと思っていることは二つあります。

一つは、大学生として東京に住みながらも地方と関わる方法を探ることです。津和野町は通える範囲に大学や専門学校が無く、その年代の人はほとんどいません。そのため、自分がどのように町に関わるかという問いは、大学生と町の関係性を作ることに直結します。

もう一つは、将来的に地方とのかかわりと自分の生業を含めて考えることです。高校生だからまちと関われた点も多いので、仕事や将来の生活も含めて社会人になってからどのようにまちに関わるのか探っていきたいと思っています。

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後編では、大学入学後の地域とのかかわりとquodインターンについて紹介していきます。

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想いのある事業家の新規事業パートナーです。 “コト”を形にできるディレクターレベルの多様なクリエーター・ナレッジワーカー(“Creative Class”)のチームで、中堅中小企業の経営企画・事業企画を共に担い、形にします。 ここでは、quodの働き方や事例を紹介。