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*運命的な出会い*

ひと目見て恋に落ちた。
お花畑に来たみたいな気分だった。
ベンチに座る彼女の横に腰掛けようと、声を掛ける。

ーここ、いいですか?

>どうぞ。あ、同じアイス。

彼女が持っていたのは、僕と同じ抹茶のカップアイス。

ーこれ大好きなんです。

>私も。

少し大変そうにアイスの蓋を開ける。僕が開けてあげればよかった。

>わあ…。見て、魚の鱗みたい。んふふっ、美味しい。

アイスの表面が鱗みたいだという人は初めてだった。
彼女が笑った。とても美しい。
食べている彼女の手が止まった。

ーどうしたんですか?

>友達が私にね、冷たいって言ったのを思い出したの。すごく急だけど。

ー何言って…。どこからどう見ても温かいじゃないですか。

彼女は笑って、美味しいと言いながら、しばらくアイスを食べ続けた。

ー悩みがあれば、いつでも僕に言ってください。僕の名前は、@@です。

>@@くん。じゃあ、@@君の悩みも聞かせてね。

ー僕は悩みなんてありません。

>そう?でも、私だけ話を聞いてもらうのは、少し寂しいかな。悩みじゃなくても、何かお話が聞きたい。

ーくだらない話をしちゃいそうですね。

>私も…よくそういうこと考える。

ーそういう時はどうするんですか?

>んー。私は勇気がないから、ただみんなが興味がありそうな話しかしないかな。でも、不思議だね。私、今こうしてくだらない話をしてる。ふふふっ。

彼女の笑顔を見て、胸が張り裂けそうだった。
僕は一生こんなに素敵な人に出会うことはないんだろうな、と思った。


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