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アラサー 本を読む

恥ずかしいぐらいに素直に
好きな人が、本を読むって言ったのが印象的で
確かに新しい趣味ってゆうとたいそうだけど
本は気軽に手を出せるなと
新しい発見でもしたのかのように
本を読もうと思いついた

そうしたらたまたま
Xで全く知らない人が
「この本に救われた」と添えて
全く知らない本を紹介していた

本を読もうと思った時に浮かんだのは
小説だったけれども
その本はジャンルはわからない
文学者の方の本だった

私は昔から
誰か知らない人でも
誰かがおすすめしているものを
恥ずかしいぐらい素直に
欲しい!となってしまう
今の時代、指先で買えてしまうので困ったものだ

だが、今回の場合は
なんだか本屋さんで買いたかった

早速近くの本屋に行って
ジャンルがわからないから、
検索して探したのだが、
本屋に不慣れすぎて
見つけるまでに5分はかかった

いざ手にとって、レジに向かう
本を買う何か優越感みたいなものが
うっすら顔に出ていただろう
本を買う人を毎日見ている店員さんにむかって

私は昔から、
登校にかかる時間が長かった
高校生の時点で公立だが
電車に1時間ぐらい乗っていた

大学なんて、滋賀から大阪まで4年間通った
片道1時間半
それが当たり前で、嫌だった

本を読むなら移動時間だろうと
なんだか勝手に思い込んでいた

でも待てよ、
今は会社まで自転車で10分

あれ?本っていつ読むんだろう?
そんなとこから始まった

いつもはテレビを観ている時間に読んでみたり
寝る前にベッドサイドのライトをつけて読んでみたり
たまに大阪まで長く電車に乗る時は
意気揚々と鞄の中に本を入れた

私は意外にセンシティブで
何事にも感情移入がえぐいので、
全米が泣いたような映画は
だいぶと覚悟をしないと観れない
戦争映画なんて、観た後数日は引きずってしまう

この時買った本は、
障害者運動について書かれていたり
少し内容は重たかった

でもテーマは「言葉」だった
その言葉についての言及に
えらく共感したページが何枚もあった
だから意外とすらすらと読めた

そんなこの時買った本は、
荒井裕樹さんの
「まとまらない言葉を生きる」だ。

全く知らない人のおすすめを信じてよかった。
昔から国語が少しだけ得意で好きでよかった。

本を読む
という趣味がしばらく続きそうだ。

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