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1 偶像
1 偶像。 2 崇拝される人や物。 3 あこがれの的。熱狂的なファンをもつ人。 4 慰み者。 アイドル。 小さいとき見たアイドルが可愛かった。 真似して踊った。パパもママも褒めてくれた。 アイドルになった。 チヤホヤされるのは気分が良かった。 今、歌っている。踊っている。 今、かいている汗は小さいときの私のような女の子のため。 女に縁のないドルオタのため。 違う。 これから私を慰み者にするスポンサーのため。 チヤホヤされるため。 会場でのコンサートが終わると、すぐに楽屋での全裸コンサートが始まる。 「相変わらずオメーら臭えな」 あんたが香水もスプレーも使うなって言ったんじゃん。 スポンサーは一人のメンバーを指名し、チンコを咥えさせながら裸踊りを見る。 「おい、お前。自分の乳首をつまみながら歌ってみろ」 私が指名された。 あんなにレッスンしたのに手の位置が変わるだけで全然踊れなくなる。 「あんまり面白くねえな。そっちのヤツ、後ろからそいつの乳首つまんでやれ。ギューッと」 痛かった。 声が詰まった。 それが良かったらしい。そういう奴だ。知ってる。 「乳首女、こっち来い。そこに寝ろ」 「お前はもういいや。あっち行って踊ってろ」 チンコ係を交代した。 足をかかえられてSEX・・・とは言いたくないけど、それが始まった。 「歌ってろよ」 床が背中の汗でよく滑った。 「お前、足くせえな」 涙声になるのが悔しかった。 嗚咽の割合が歌詞より多くなっていた。 「泣きながらションベンするなよ。汚えな」